2009年10月25日
はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこです。
いよいよ文化の日のダライ・ラマ14世四国講演が近づいてきました。
前日からインド旅行中に 出会った仏教仲間Aさん夫妻がこの講演のために松山を訪問予定ということで、新たなゲスト を迎えるのを楽しみにしています。わたしよりも20歳も若いご夫婦なのですがずいぶん古風な タイプで根っからのインド通です。ブッダガヤで出会い旅程を半分くらい同行した楽しい思い出 のツアー仲間なのですが、帰国日にカトマンズで別れて以来の再会です。
さてさて、やまねこは次なる旅の準備にかかりました。先日のメルボルンのKさんとの出会い、 マルロ・モーガン著の『ミュータント・メッセージ』に触発され、来春は南半球オーストラリア に行こうと考えています。
モーガン女医のようにアボリジニの村に入り、アボリジニ・アートや シャーマニズムに触れてみたいと思うのです。
『ミュータント・メッセージ』のクライマックスとも言える場面で、驚くべき告知が「真実の人」 族のシャーマンから女医に語られます。この書の最も深遠なメッセージとも言える部分です。
『聖なる一体の<真実の人>族であるわれわれは、この地球を去ろうとしている。残された時間を高度な精神生活のうちに送ることを選んだ。つまり肉体的な規律をしめす手段 としての禁欲だ。もう子どもたちは作らない。われわれの最年少の仲間が絶える時がこの生粋部族の最期となるだろう。われわれは、永遠の存在だ。この宇宙にはわれわれについてくる魂が人間の形を取れる場所がたくさんある。われわれは 最初の人類の直系だ。初代の価値とおきてをしっかり守って創世記から生き延びるテストに 合格してきた。この地球を支えているのは、われわれの仲間意識なのだ。今われわれはこの星を離れる許しをもらった。この世界の人たちはすっかり変り、大地の魂の一部を売り渡し てしまった。それと合体するためにわれわれは天に行く。あなたは、われわれがここから去ることを仲間に伝えるメッセンジャーとして選ばれた。われわれはあなたがたに母なる大地を残してゆく。あなた方の生き方が水や動物や空気に、そして互いにどんな影響を与えているか、はっきり認識するように祈っている。あなたがたがこの地球をほろぼさずに問題を解決する方法を 見つけるよう祈っている。真の存在として個々の精神を取り戻しつつある文明人(ミュータント)もいる。真剣に考えれば、この惑星の破滅をまぬかれる余裕はまだあるが、もうわれわれはあなた方 を助けることはできない。われわれのときは終わった。すでに雨の降り方は変り、暑さは増し 作物や動物の繁殖も衰えている。われわれは、もは魂の住処としての肉体を用意することは できない。まもなくこの砂漠に水や食べ物がなくなるときが来るからだ。』
これは、一部族の終焉の予言・告知なのではなくすべての人種と地球全体に向けられたメッセ ージであることは明白です。人類の歴史を創世記から見守ってきたアボリジニだからこそ洞見できる私たちの未来なので しょう。
残された時間は短く、取りうる手段は二つにひとつということです。
シンプルにかつ明白に「文明と言う破滅への道」の途上に私たちが生きていることは彼らにとって 余りにもリアルな現実なのだということです。
五万年にわたり環境と共存してきたアボリジニとわずか300年で地球を汚染しつくしたわれわれ のどちらが文化人で知性的かは、事実が証明しているような気がします。
この書のインパクトの所在を確認するためにスローリビングとオーストラリア旅行の企画を練る やまねこでおました。(=^o^=)