2021年5月17日
爽やかな風吹く5月が駆け足で去ってしまい、今年、四国は5月15日に梅雨入りし、雨模様の日が続きます。
草木染は時期を逃すと色との出会いが翌年になってしまいます。
緑色を出すのは、春から初夏の時期。
昨日、日中は曇り空だったので、慌ててよもぎ染めに取り掛かりました。
ヨモギは家のそばに生えてあるので、思いついたらすぐに手に入ります。
思ったより、成長し、固くなっていました。
葉っぱを摘みとり、水で洗いゴミをとります。
ステンレス鍋30Lにヨモギの葉をぎっしり入れ煮出します。
一番液は捨て、2番液3番液を取ります。2番液は1時間、3番液はヨモギが煮詰まり、鍋半分くらいの量で40分程度煮だしました。
糸にゴミがつかないように、染液はキッチンペーパーで濾して使用します。
2番液を70~80℃にし毛糸を入れ20分ほど煮ます。
その後銅媒染 (媒染液につけると、緑色が現れます) をし、3番液(70~80℃)につけ、しばらく冷めるまでつけておきました。
今回は銅媒染でやってみました。和色で表現するなら青丹でしょうか。
2年前のゴールデンウィークに染めたヨモギは新芽で柔らかく、アルミで媒染しました。色は今年より少し明るめで萌黄色でした。
銅媒染の方が少し緑が強いようです。
(写真では光線の違いで分かりにくいですが・・・)
昨日はヨモギの採取から始まり、染めが終わったのが夕方6時で、じっとりと汗がにじみ、ヘトヘトになっていました。それもそのはず、松山の気温は30℃越えでした。
20年後、草木染の材料も変わってくるほど、温暖化がすすんでいるかもしれませんね。
よもぎ染め、桜染め、茜染め、柿渋染め、だんだんレパートリーが増えていくのが楽しみですね。
東京はすっかり梅雨色に染められました。
お久しぶりです。😃しばらくブログ記事をupされてなかったので、何かあったかと心配していました。世の中、コロナで戦争中みたいですから。
草木染めを始めて、益々、気候変動を感じるようになりました。
日本の四季がなくならないよう、祈るばかりです。