御嶽山噴火

2014年9月18日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
昼間は、母の検診やらケア・プランの打ち合わせやら、兄の世話やらで多忙な一日でした。
夕刻テレビのニュースを見て、仰天。御嶽山が大きな噴火、行方不明者もありということでした。 友人が近隣にいるということもあり、テレビにかじりついていました。
近年の日本列島は、東日本大震災の数年前から、火山活動が活発になっていると思います。 昨年は富士山の地中の火山活動の影響が取りざたされていました。地下水の突然の湧出や 温泉の突発的噴出など・・・これらは富士火山帯のマグマ活動の変化が起きたこと、東日本 大震災以降のマグマや地殻変動の影響などにも触れられていました。
やまねこの経験では、噴火直後の伊豆大島に行ったことがあるのですが、大地の地下深いところ から地表に盛り上がってきた放熱する溶岩をみていると日本人が古来、「ご神火」と呼んできた ことがよくわかるのです。
地下の奥深くには、地殻を護る「火の神」がいるという信仰です。 古事記では「カグツチ」とも言われている。 「神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神である。火の神であったために、出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死んでしまう。その後、怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺された。」
すさまじい神話ですが、これは国生みの神、イザナギが「火山を封じ込めた」ことを表している のかもしれません。しかし、殺されたカグツチは死んだわけではありません。 様々な山の神として現在も信仰されています。
そんな山岳のひとつか御嶽山なのですね。 「御嶽信仰とは、御嶽山を死後の魂の安住の場とする信仰であり、 死後の霊魂の憩いの場を御嶽に求めようとする独自の霊魂観が、そこにはある。 」 御嶽信仰は、「人は死ねば山に帰る」という古来からの信仰の元型かもしれません。
御嶽神社のご祭神がオオナムチ(大国主命)少彦名の命、クニトコタチノミコトであることも 気になります。 やまねこの住む四国には、独特な徳島の信仰は「あわしまさん」。淡路島をさしています。 国生みの時にはじめに生まれた国土です。
いずれもフォッサ・マグナと関連しているように思えるのです。 白山火山帯は、御嶽山の近隣です。ここには白山神社のシラヤマヒメが祀られています。 古事記のキクリヒメのことです。イザナギとイザナミの仲たがいを仲裁したという 不思議な地の底の姫神です。これを中央構造線だという人は多い。キクリヒメは「ククリヒメ」 だというのです。巨大な地磁気の渦が列島のプレートを括っているという意味です。 国生みとは日本列島の「国土の隆起と褶曲と火山の造山活動」であろうと考えられるからです。
奥飛騨の山中に封じ込められたという少彦名の命。 出雲大社に祀られている幽冥主宰のオオナムチ(大国主の命)。 大本の元の神と言われる「クニトコタチノミコト」が祀られている御嶽神社。
「とどめの神示」と言われる日月神示によれば「あ・や・わ」のしくみが働いているのだと言います。 「あ」とは阿波のしくみをあらわしているようですが、「や」と「わ」は不明。 鳴門の渦のしくみから、阪神淡路大震災というイメージはどうしても拭い去れない印象ですが その後、どんなしくみが働いているのかわたしたちは目の当たりにしつつあるのかもしれません。
御嶽山は乗鞍火山帯に位置する。白山火山帯と富士火山帯の間の火山帯。 日本と言う国土の中央である中部地方は、火山と日本アルプスの連山山脈地帯です。 多くの人々は日本国土の屋根が今、火と噴煙を噴火していることに深く魂を揺さぶられるのです。
行楽登山に行かれ、亡くなられた方のご冥福を祈り、行方不明者が助かり、大きな災害が起きません ようにと祈ります。

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