2007年11月2日
ラジオ体操を子供のころ熱心にしていましたが、今でも夏休みは小学生さんはするようですね。体の健康づくりのためにはいい習慣と思います。
さて、メンタル・ヘルスを維持するためにも、「心の体操」というものがあるに違いありません。
人間生きているとストレスやいやな事、しんどいことは山ほどあって、ちょっとした弾みで心の安定は崩れやすいものです。体調から崩れることもありますし、仕事や人間関係から崩れることもありますし、原因がはっきりしない理由で「気分が優れないこと」もしばしばではないでしょうか。人間は誰でもデリケート部分はそれぞれあって、感情が安定するということはなかなか至難です。とりわけ、デリケートな者同志がつきあっているわけですから、人間関係は無限に多様で、ストレスの種類は人の数掛ける人の数だけあるといってもいいでしょう。(ちょっと計算すると60億の二乗は3600億)
さて、わたしが心がけているメンタル・ヘルスのための「心の体操」を紹介しましょう。
1.気分が優れないときは、散歩する。外の世界を見る。過去と未来は、いずれも目の前にない現実で、目の前にあるものが実在と思うこと。
2.理想と現実という分け方をしない。今していることが、すべてであって、やりたいことをしていると認める。理想とは変化した現実であって、現実の外にはない・・と気づこう。
3.人間関係はすべて、うまくいかないと考える。なぜならばすべての人は変化するから。うまくいくというのは、ご都合主義で都合はいつも変化する。
4.心のヤジロベーの支点を探す。何が自分にとって大切か。他人にとって大切なものを尊重するように自分にとって大切なものを尊重する。
5.欠点を欠点とすべて考えないこと。現れ方が欠点という形をとっているだけで、これも長所の変化形という見方をする。自分でも他人でも同じ。
6.楽しいことを考える。「明日は遠足だ。」とワクワクした子供のころを思い出そう。
落ち込んだり、疲れたり、滅入ったり、不安にとらわれたりするとついつい気弱になってしまいがちなのが人間なので、反対の振幅をいつもウォームアップする必要があります。いつでも、元気いっぱいというわけには行かないのが、ごく普通のありかたで異常にハイになると必ずあとで反動がくることは誰でも経験があるでしょう。
大事なのはその振幅の間に中和する支点があることです。これを規則化することは難しく、むしろ「場所」のようなものとしてあるようです。ひとりになったときにする軽い体操と考えています。
何をするでもなく、ぼーっとしながら心の体操・・・もしかしたら確かに
いつでも『明日は遠足』かもしれませんね・・・・。