自殺防止キャンペーン「自殺防止の現場力」

2010年10月29日

はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)やまねこでおますよ。
貧しさと豊かさと言うことについて考えています。多くの人は豊かな暮らしを求めて 努力しています。仕事に励み、蓄財に励み、より快適な生活を求めています。 そんな志向は、いつしか国民生活の豊かさをGDPで測るという形式に落ち着いています。 しかし、そもそも豊かさとは何なのでしょうか。 『豊かさとは、働かないでよい暮らしを手に入れることではなかったのか。しかしわれわれの  社会ではどうも違うらしいようだ。年々忙しくなり、ますます働いてばかりいて、しまいには過労死だ。働き過ぎをやめようとしたら、みんなが怒り出して一人前ではないとか人間ではないとか ふまじめだとかいって、白い目で見る。まるで戦時中の「非国民」と同じあつかいだ。働き過ぎがひとつの至上命令になってしまっている。働きつづけることが人間の義務であり、責任であり、生涯であるようだ。では、なんのために働くのか。目的も目標もない。意味や価値 なんてものもない。ただ働かなければならないから、働かなければならないのだ。思考停止に 陥った日本人にはもはや目的地も意味も理由もない。戦争拡大に陥ったあのときと同じように。成熟したヨーロッパ人やアメリカ人には働いて金が貯まったら、ヴァカンスや休暇を楽しんだり、引退して人生を楽しもうという大人の生き方がある。しかし日本人はそれがないばかりか、そういった生き方を白い目で見る。ただ働きつづけることが、宗教的使命や社会的徳といった 崇高な目的のない風土の社会において、強制されつづけている。』
(豊かさとは) 『考えるための断想集』http://dansousyu.web.fc2.com/top.htm より抜粋
かつて、過労死の続発する現場に住んでいたやまねこには、ふと気付くものがあります。 「豊かな生活を夢見て過労死する人の気持ちは、戦地に赴く兵士か、あるいは砂漠のオアシスを 求める人に似ている。」ということです。
考えるよりも前にまず、稼ぐこと。そして、過労死するまで働くこと。 そして意味も目的もなく死んでゆくこと。それは、赤紙ひとつで戦地にひっぱられていた時代の 風習が戦後も形を変えて続いていて、経済戦争の戦地に赴く人が今も数多いということです。 表現を換えればお金が命を買えるということです。 しかし、失われた命は決してお金では買えません。
世界有数の自殺先進国となって国は一体何を めざしているのかな、と思います。わたしの知人にはすでに30人の自殺者がいるのですが 身辺にこれだけ「生きているよりも死んだほうがまし。」と考えた人がいるということなのです。 毎年、三万人を超える人たちが自殺によってこの世を去っています。
これから、年末を迎えますが自殺防止キャンペーンにご協力をお願いします。
主催NPO法人 松山自殺防止センター

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