ライフ・デザイン考2011

薪ストーブ
薪ストーブ

2011年1月4日

はい、どっとこ・もーにんぐ(=^o^=)やまねこですよ。
新年明けの気分も新たに夢の里の散歩をしながら、薪割をしています。
薪ストーブを毎日使うということは、薪が毎日必要と言うことなのです。
灯油を買うというのと違って、燃料を自ら作らないといけないのが薪ストーブの 手間ですが、これが意外と不便で楽しいものです。
生活スタイルは、都市部では多くがシステム化されています。 住まい・電気・ガス・上下水道・駐車場・交通機関などなどほぼ同一システムが連動 しているかのように基本部分を誰もが共通するスタイル・・・利便性と機能性で満たされて いますが、どれか一つを欠落させるだけでもとたんに不便のなるというしくみ。 水道が止まる、電気が止まる、交通マヒなどは、都市生活を瞬時に混乱させます。
やまねこは、最近「便利とは不便の一形態」と思うのです。便利なはずの車も街中では 渋滞やパーキング探しで煩わしく、便利なパソコンもシステム・エラーが起きやすく、 コンビニもなければ無駄使いもしなくてすむでしょう。
DOING more with lessという「より減らすことで、より多くを為す」という概念 フラー博士の言うエフェメラリゼーションとは、最小の条件から最大の効力を引き出す知恵 ・・・シナジー的思考を表しています。 経済効率、時間効率、労働効率、エネルギー効率などがもてはやされる時代ですが、わたしたちは 果たして最小コストで最大効果を生む知恵を生かしているのかな?
「便利は不便の一形態」なのだとしたら、利便性のみ追求することが最大効果にはつながら ないのかもしれません。多少不便であっても自然環境との共生を志向する時代なのでしょう。
最近『もったいない』と言われますが、これは日本人独特のエコ感覚です。 資源も水も自然環境も天地有情なので、大切に扱おうということ。 大量生産・大量消費の時代は終わり、『スモールイズ・ビューティフル』のロハスな暮らしを志向 する時代です。 そんな時代の流れの中でわたしたちの消費生活も変化しています。より無駄の無いエコロジカルな 消費を意識しつつあるのです。これは『グリーン・コンシューマー』と言われる消費運動です。 環境に良い商品を選ぶ、より環境を配慮した企業の商品を使う、必要以上に車に乗らない、 などなどライフ・スタイルをグリーンに変化させるということです。
もうひとつは、金銭依存度をできるだけ軽減した生活を試みるということ。 そもそも環境破壊は、経済至上主義から来ていることは明らかなのです。
カルチャー・クリエイティブとは、ある意味で『貧乏でも楽しく生きられる』という側面が あります。金銭以外の生活手段を持っているということはグリーンな生き方のひとつの方法とも いえるでしょう。薪拾いと薪割りと言う燃料調達には金銭は無用。 手間と労力を暖かさに変える暮らし方とも言えますね。 薪拾いと散歩・・・エアコン暖房 やたら効率の悪い暖の取り方としての薪ストーブは、不便で手間がかかりますが、健康的で 暖かく安らかな住まいのアクセントにもなります。 パチパチとはじける火を眺めながら、今年もゆるやかな暮らし方を考えるやまねこでありました。

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