フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造

フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造体建築作業
フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造体建築作業
フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造体建築作業
フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造体建築作業
フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造体建築作業
フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造体建築作業
フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造体建築作業
フラー・ドーム・ハウス ジオデシック構造体建築作業
『リベル・タンゴ~嵐が丘』 川井郁子

2010年3月8日

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこでおます。
朝からフラー・ドーム・ハウスの建て方の作業に入っていました。大工さんたちの墨うち 作業から始まりました。ジオデシック構造体を構築するためのベースとなる基礎部分の 梁をアンカーとつないでゆきます。そして壁部分は垂直に十五角形の基本構造を作り、 午後からはいよいよ屋根のジオデシック構造体にかかります。かなり早い作業工程です。 やまねこは、三角パネルフレームの搬入やローリング・タワーの移動などを手伝っていま した。
大工さんたちの迅速な作業で、なんと夕方には屋根部分の地球型ジオデシック構造が 完成!! 最後のフレームを綴じ込むように設置した時、空間が内と外に分離され、不思議な感動を 覚えました。まるで、宇宙全体の力が構造体によって、入力されるような感じがしたのです。
それにしても、大工さんの手慣れた木造建築の工夫や知恵には驚かされます。 バランスをとりながら、構造体の張力と圧縮力の張り具合を調整しながら、球体という構造 を仕上げてゆきます。立方体の在来工法には困難と思われる作業もいくつかありましたが 補強・修正などで調整しながら最後のフレームを組み終わりました。
作業中、音楽業界のM社長さんも見学によってくれました。音響的には理想的な空間なので スタジオやコンサートにも好ましいドーム・ハウスなのです。さらには、力学的には最強度の 安定性があり、地震・積雪・横風に強く、球形なので熱対流や空間効率もいいようです。
やまねこは、天窓換気と薪ストーブを設置して環境負荷を少なくする工夫をしようと考えています。 また、オープン・フロアはライフ・デザイン研究所事務所とゲスト・ルームなどとして吹き抜けの 二十数畳のフロアが確保できます。 ドームは、多目的な空間の柔軟性があり、開口部分は建て増しもしやすく、住空間としてはとても フレキシブルなのです。
素材は間伐材ですから、森林を守りながら家屋の材料が調達できます。しかも地産地消の愛媛県産 杉材を多用しています。
地球そのものを模したジオデシック構造体はその強度と安定性、美しさと空間効率、熱効率で 「ゆるやかな地球型生活」を支えてくれる基本構造なのです。ライフ・デザイン研究所のモデル ハウスとしては理想型であり、同時にカルチャー・クリエイティブな暮らし方の未来形なのだと 思います。やまねこ(=^o^=)でした。

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