2011年6月18日
はい、どっと・こむにちは(=^o^=)やまねこでおます。
梅雨の雨模様を縫うようにシェア・ハウス・ドーム「どんぐり館」の建設が進んで います。夏には入居者を迎えるどんぐり館は、松山で初めての試みのシニア向け シェア・ハウスとなる予定です。老人ホーム、グループ・ホームなどは広く浸透 していますが、共同生活を主体とした自立支援型シェア・ハウスは、まだまだ見受け られないのが地方都市の現状と言えるでしょう。
『現在、自由の結果貧乏人がルームシェアを募っても、おそらく応募者がいない。老人ホームという概念は普及したが、長屋という概念は、逆に滅びてしまった。しかし、親子同居が減少し、生涯未婚率が上昇、離婚も増加したいまこそ、シェアハウスやルームシェアという概念を世に広報していくべき時期ではないだろうか。
概念の広報と同時に、環境整備も行う必要がある。「事故物件にしたくないから、死にそうな老人はお断り」という不動産業者を規制・指導し、そもそも「事故物件」などという不合理な概念の撲滅キャンペーンを張っていくことだ。
逆に行政が関わることの不安は、老人向けシェアハウスに、補助金と引き換えに、やたら規制をかけてしまいそうなこと。バリアフリーでなければならない、とか何とか。シェアハウスと老人ホームの違いは、管理者をおかず、各々が自己責任で生活を営むこと。 設備の水準と価格の兼ね合いは市場に任せるべきだ。』
(高齢者向けシェア・ハウス普及に必要な施策)
夢の里「どんぐり館」が企画するシェア・ハウスとは、公的サービスや施設にできるだけ頼らず、 健康で文化的な生活を共同で支え合うということ。
数名の介護士有志が取り組んでいるこのプロ ジェクトは介護・福祉のジャンルを超えて、「共に住まい、作り、支え合う」という人間にとって 本来的な願望を基本に置いていると言えるでしょう。 どんぐり館では、夏の完成時には内見会を予定しています。
「老後生活」ということばの受け身で不安を伴う響きを払しょくするアクティブ・シニアという テーマこそ夢の里とべにふさわしいのかもしれません。