2010年4月5日
はい、どっと・いぶにんぐ(=^o^=)やまねこどす。
夢の里とべは今日も桜が満開です。 ぶんぶんと蜂たちが桜の花を行き来していました。
イベントの後かたずけのあとにハウス・ビルド作業に戻りました。 大工さんは、淡々と内装建屋工事をすすめてくれています。今日は給排水工事も進んで います。明日は給湯・ガス工事・電気工事も入ります。 ドーム・ハウスを設計した一級建築士のKさんと外装の現場作業にかかっていました。 今日は、外壁ボードの仕上げ前の「水切り」の設置です。壁の内部には、防水シートがあり ますが、水分と湿気を受ける部分が水切りです。
Kさんは、設計士の仕事のかたわら農園を耕しています。また、森を守る会を仲間と作って 木造建築素材を森の段階から考えているというエコロジストです。 彼によれば、エコ・ハウスの素材は地産地消が理想的だそうです。外材などは輸送コストの 段階でエネルギー消費が高いからです。壁材はしっくいなど珪藻土や呼吸する素材がいいよう です。素材探しに昨日は、TOSTEMさんでモイスというエコ壁材を確かめに寄っていました。
仕事の帰りに漆喰材の確認作業などしているうちにふと「住むということは、暮らしをデザイン するということ」なのだと気付きました。そして暮らしをデザインするとは、とりもなおさず 「経験と学びを深める」ということなのだと理解できました。 家とは、住む場所のことですが、それは同時に暮らすことをデザインするというクリエイティブ なカンバスでもあるのです。 わたしたちは、「こんな暮らしがしたい」と様々に思い描きます。 しかし、あらたな経験を積んで、学ばなければこれまでの慣習や既存のシステムに頼るしかあり ません。 ハウス・ビルドを通して、やまねこは「経験と学び」を新たに始めようとしているのかな、と 思いました。それは、これまでの現場仕事をもう一度溶かして、別なるものに再構築する作業に なるのだろうと思っています。
始まりの歌 ウィリアム・ブレイク
吟遊詩人の声を聞け
過去、現在、未来を見通し
その耳はとらえたのだ
聖なる言葉を
古の木々の森をこだまする声を
その声は異教の魂に呼びかけ
草のしずくにも染み渡り
星々のきらめく
北極を動かし
落日をもよみがえらせるのだ
大地よ、戻れ大地よ
しずくに濡れた草から立ち上がれ
夜は去った
朝日が昇る
まどろみのうちより目覚めて
もはや去ることをやめよ
去ることはやめて
夜明けの星を眺め
水辺に立ちつくせ
すっかり夜が明けるまでは