ドームハウスと茶室

『2001年宇宙の旅~オープニング』スタンリー・キューブリック

2013年11月20日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
心臓手術を前に「ドームハウスと茶室」を巡って、設計担当のコッシーさんと 語らっていました。
そもそも数寄屋とは?
「数寄屋と呼ばれる茶室が出現したのは安土桃山時代である。もとは庭園に面した別棟として造られた小規模 (多くは四畳半以下) な茶室を「数寄屋」と呼んだ。当時は床の間、棚、付書院を備え、座敷を荘厳する書院造が確立され、身分の序列や格式を維持する役割も持つような時代であったが、茶人たちは格式ばった意匠や豪華な装飾をきらった。そこで好まれたのが軽妙な数寄屋だったのである。 江戸時代以降は茶室から住宅などへとその幅を広げていった。現代では、料亭や住宅でも数奇屋建築にならったものが造られる。 なお、建築史では、書院造の系統であり独自の様式ではないとして、「数寄屋風書院」と呼ぶことが多い。」
なるほど書院造りとは現代ならパソコン・ルームということかなと思います。 またはオーディオ・ルーム、瞑想ルーム、パーソナル・シアターのようなもの。
アンフォルメルな宇宙船のようなものとしてのジオデシック・ドームの数寄屋。
コッシーさんによると「内部空間と外との関係性」が大切なのだそうです。
採光や素材、開口部の取り方、珪藻土や土壁、屋根素材、植物との共生などまだまだ 深めてゆくイメージや設計上のテーマはありそうです。
やまねこは、キューブリック監督の宇宙船が数寄屋造りのジオデシック・ドームになったら どんな感じなのか、と考えています。 いわば、オーガニックなモノリスとしての茶室を考えてみたいのです。
猿が人になる、サルでもわかるパソコン・ルーム。 山水ラディカル、侘びさびアヴァンギャルド。宇宙船地球号。

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