2012年8月8日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこでおます。
本田直之さんの『ノマド・ライフ』によるとノマドは次のように定義されています。
「仕事と遊びの垣根のない、世界中どこでも収入を得られる 。ノマドビジネスを構築し、2ヶ所以上を移動しながら、快適な場所で生活することで、クリエイティビティや効率性、 思考の柔軟性が向上し、それがいいスパイラルになるライフスタイル。」
モバイル・ツールを駆使して、都市空間を移動しながらビジネスを構築するという ライフ・スタイルが遊牧民に似ていることから、ノマド族とも言われます。 要は、フリーランスのクリエイター、ライター、テクノ・エンジニアなどをさして いるのですが、背景にあるのは「会社に所属しないでも仕事はできる」という考え方 です。
ここで「お金の問題」が浮上してきます。そもそも給与以外にお金を得ることは困難 なしくみがこの社会にはあります。 ビジネスとは会社組織に対しての信用性であって個人は含まないという考え方です。 時間を拘束されたり、一定のノルマ・ワークをこなして給与を得るという方法もこの会社組織 への信用が前提です。
ノマド、フリーの仕事はこの信用性を自分で担保しない限りは、お金になりません。 仕事と個人の間に「契約」と「商品・サービス・技能の提供」が介在してはじめて仕事という ことになります。多くの人が独立開業を躊躇する理由かもしれません。
ノマドが新しいのは、生活や職務のコスト・パフォーマンスを最大限まで効率化するため 既存のSOHOの考え方を一歩進めている側面があるということです。 知的洗練、ソーシャル・ネット、特殊技能、競争相手の少ないビジネス、効率化、精神論 ライフ・スタイルのハイエンド化などがノマド・ライフのニッチを生んでいることは確かなので しょう。
会社で生きるのではなく、自分で生きる。
苦役をお金に換えるのではなく、楽しみながら仕事をする。
無理をせず自然体で自分にアイデアを生かす。
これがノマドなら「そんなに夢みたいな仕事はないよ。」という人もいるでしょう。 過酷な現実はどこでも同じでしょうから、「夢のない現実」も否定できません。 とはいえ、ノマド・ライフを求める層は確実に増えているようです。