2011年1月16日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこですよ~。
2011年夢の里エコ・プロジェクトの構想を練っています。 昨年の種まきと土壌作りを基本にドーム・ハウス事業やデイ・サービス事業 そして、デフレ・トレンドのビジネス・ラインについて企画しているというわけです。
Y社長の口癖は、『人頼み、組織頼みの時代は終わった。人や会社から仕事をもらうのではなく、 自ら動いて仕事を創出すべき時代だ。』ということです。 バブル時代には社員400名をかかえていたY社長にして言える時代の本質を指摘する言葉 です。システム依存と無縁社会の受け皿とも言える現在の会社は確かに死に体という側面は 否定できません。
日本を代表するインダストリアル・デザイナーの川崎和男氏は次のように現在の企業経済を 分析しています。
『経営仮説・収益構造 その目標と目的には、「経営仮説」という、 商売による「儲ける」という「経営仮説」があります。
その経営仮説は、「収益構造」を意図しています。
収益構造は、まず商売によって利益を獲得します。
その利益だけではなくて、 企業は社会に存在している意味として、 利益を還元していく義務があってこそ、 利益獲得の権利があるわけです。
ところが、「収益構造」は、 その企業が経営仮説は独自の発想や表現を流通させる、 という独自性をもっていますから、 利益獲得を独占することの権利だけ、 その主張企業が派生しているわけです。
特に、不況となれば、健全な経営は歪んできます。 健全な経営というのは、 まず、「企業の存在」=社会的な役割の認識が基軸です。
その基軸には、「義務」としての社会還元があります。 当然の税金、さらには奉仕的な社会文化を 形成していく支援、そうした事業があります。 スポーツや芸術、さらには社会保障から教育支援を、 経営仮説による収益構造の利益配分が「義務」なのです』
つまり、企業倫理が完全に破たんしたシステム社会においては、収益構造そのものが 破壊されるということです。
デフレを経済のグローバル化から説明する人が多い中、 卓見と言えます。
これは、単純に「健全な経営が不可能なのは倫理観の欠如から始まる」 という当たり前の商売の基本を訴えているとも言えます。 メガネ、工業機械、人工臓器、民芸品まで横超する工業デザイナーの川崎氏は時代の旗手 として、『すでに資本主義は終わっているのだから、資本主義概念である不況を現代に 適用するのはナンセンスだ。』と断言します。
それは、仮説論理としてのマルクス主義が 完全破たんした90年代からすでに確定しているというのです。
やまねこは、『水は低きに流れ、お金は高きに流れる』という言葉はインフレ時代の化石 化したたわごとと考えています。
現在は、『水が高きに流れ、お金が低きに流れる時代』なのかもしれません。
右肩上がりがいつまでも続くという幻想・・・インフレ言語をすべて書き換えるべき時なの です。インフレ依存の人間にとっては、未来への不安や失望、閉塞感は格好の心の慰め となるでしょうが、そんな幻想は跡形もなく消し飛んであたらな時代の波が押し寄せるでしょう。
Y社長が言うように『仕事はみずから作るもの』。
仕事=ビジネスの創造的破壊の時代にいよいよ突入してゆきます。
2011年のキー・ワードは、スクラップ・アンド・ビルドとなることは確実です。