2010.1.12
はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)やまねこでおます。
新年のプランニングを終えて、ほっと一息ついています。七草も終わり、正月期間を 終えて、本格的な仕事始めの方々も多いでしょう。
今年は、経済的にはとても厳しい年というのが、一般論ですがわたしはそうは考えていま せん。経済の枠組みが、劇的に変化する年の始まりと考えているのです。 日本人は、戦後60数年間インフレ局面を基準に経済を考えるというヘンな癖がついている ため、現在の経済状況を正確にとらえていないのではないかな。デフレ・トレンドは今後も 続いてゆくことは、明らかですし企業は整理淘汰されて、雇用不安が続くことも明らかです。 だからと言って、失望したり、意気消沈する必要はないのです。 何故ならば、不況とはシュンペーターの言う『創造的破壊』という側面を必ず含んでいる からです。大正時代から昭和初期にかけて空前の恐慌が世界を襲ったとき、日本は戦争への 道をたどり、国家破綻した経験を持っているのですから、同じ道を辿ることの愚を知り抜いて いるはずです。むしろ、デフレ・トレンドを逆利用して低消費でクリエイティブなビジネス モデルを生み出す絶好のチャンスこそが現在なのだと考えています。 有り余る過剰な物資と価格の下落、土地・家屋価格の下落は、むしろ持たざるものにとっては チャンスなのです。かつて、バブル時代に「借金は信用の一部」などと言われましたが 今ではとんでもないたわごとです。借金は未来を先借りしているだけなのです。
これから、必要なのは地球型の循環経済のビジネス・モデルを作ることです。顧客の消費衝動に 依存するビジネスではなく、むしろ生産意欲をサポートするようなビジネスこそが必要なのです。 それは、ローカルでオーガニックなネットワークを必要とします。地球的に考え、ローカル(身近な) な実践をする、とはかのバックミンスター・フラー博士の言葉です。 大地に目指した永続可能な生活・・・ロハス・ライフの確立こそが望まれます。
それは、「生きるために生きる」という人間本来の生命的な価値観を培い、経済をその原則に 親和させることから始まるような気がします。競争しない生き方とは、すべてをスロー・ダウン することで精神の安定へと向かうでしょう。