生活実験とは?

2014年4月17日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
夢の里Y社長と語らっていました。夢の里のこの五年間の変化をお互い感慨深く 思いました。
夢の里は2014年内にはメガ・ソーラー・パークが完成し、エコロジカル・ヴィレッジとして 完成態になりつつあります。 御年75歳のY社長のライフ・ワークということなのでしょう。 今年はことのほか桜が見事に咲き誇りました。
やまねこは、中学生の頃『生活の実験』という観察ノートをつけていました。 自分の中に起きる変化や生活上の課題をノートにつけて、実験とみなしていたのです。
この試みを40年間怠らず、続けた人がいます。ドームハウスの創案者であるバックミンスター フラー博士です。
彼は、自分の人生を壮大な実験とみなしていました。 ゆえに彼は自身を「モルモットB」と呼んでいました。 フラー博士の膨大な『クロノファイル』と呼ばれる記録ノートは現在も解析中です。
トライ・アンド・エラー、自己探求、宇宙との対話、実験と証明・・そんな試みの流れから 彼はデザイン・サイエンスというコンセプトに至ります。
宇宙の動的な構造とは? 宇宙全体に存在するダイナミックなエネルギー構造としくみをシナジーと呼びました。
「形態は建築では静的であるが、
デザインサイエンスでは動的である。
建築家は動く家具はデザインしても
自動車や飛行機をデザインできない。」梶川泰司
より少ないものでより多くをなす・・Do More with Less.というフラーの哲学はすべてが 物質事象が情報やネットワークに置換され、イノベーションと仮想現実のクラウドによって 加速化した現代社会だからこそ新しい意味を獲得しつつあるのではないでしょうか。
Y社長と語らいながら、音もなく静かに発電するメガ・ソーラー・プラントを眺めていると 新しい時代はもう始まっているような気がしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*

CAPTCHA