ライフ・スタイルと羅針盤

2013年5月23日

はい、どっと・いぶにんぐ(=^o^=)やまねこぱみゅぱみゅでございます。
今日は、忙中閑ありの趣でしたので、時折訪れる松山市窪野町の一遍上人の閑室跡と 近くの龍神社をお参りしました。
窪野町は田植えの真っ最中です。水を張った田ごとの水面を風が渡ってゆきます。 江戸時代は幕府城中にも献上していたという米どころです。 少なくとも戦後間もなくまでは、暮らしはコメ作りと共にありました。
田園風景をながめつつ、龍神社にお参りしました。 地脈、水脈、龍脈が日本人の暮らしを守る羅針盤のようなものとして機能していたの ですね。
さてさて、今日は暮らしの航海術について考えていました。
バックミンスター・フラー博士の『宇宙船地球号 操作マニュアル』は大航海時代の海から 観た歴史から始まっています。

「船を地球上の一地点から目的とする他の一地点へ、安全かつ能率的に航行させる技術。学問的に体系づけた場合は航海学とよんでいるが、技術に重点を置く場合には「術」の呼び方をしている。航海術の第一の要点は「地球上の一地点」である自船の位置を確認する技術、第二には「目的とする他の一地点」への能率的な移動の方法を求める技術である。つまり、自船が地球上のどこにいるかをなんらかの方法で確認し、そこから目的とする地点へ航海するための針路や距離を求める技術である。しかし、この技術の確立までには長い歴史が必要だった。そして航海術を裏づける学問も、数理、地文、天文、暦法などから、電波や電子工学にまで及んでいる。さらに安全と能率の要求に関連しては、操船、運用、気象、海象、造船、造機をはじめ、計測、自動制御、情報処理までが必要になった。」

ある意味で、現代もまた新たな大航海時代なのかもしれません。 わたしたちのライフ・スタイルも劇的な変化の波の最中にいるような気がしています。
フラー博士の晩年80年代の大著『クリティカル・パス』を羅針盤として、これから始まる 新たな時代のライフ・スタイルを探索してゆきたいと願っています。 なんだか、わくわくしますね。


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