風の丘~オリジンへの旅

建築中のフラードームハウス
建築中のフラードームハウス
フラードームハウス内装作業
フラードームハウス内装作業

2010年5月7日

はい、どっとこ・こむばんは(=^o^=)
今日も、夢の里フラー・ドーム・ハウスの内装作業です。 一日グラス・ウール(断熱材)の設置作業にかかっていました。
設計士さんと内装屋さんと打ち合わせをしました。ドーム・ハウスは壁と天井と鴨居 といった在来工法の家の構造になっていません。床面が立ち上がり、連続的に自然な 曲面としての天球になります。ジオデシック構造とは、三角構造体で球体を形成する ことが基本で、直方体の家屋構造とは基本的に異なるのです。 したがって、通常の見方に従えば垂直面を壁と考え、曲面を天井と捉えることにします。 大工さん、内装屋さんによれば個々に素材と仕上げを考えるのがいいということです。
天球の下での垂直な生活とは「大地の上にいること」を意識させてくれますね。 仕上げ面の下地作りのために断熱材を止めてゆきました。二階家が半分終わりました。
ガス屋さんがガスコンロをキッチンに設置。いい感じです。
このところ暑い日が続きますので、天窓を開閉してみました。 通気が理想的に良くなります。球体を「風が廻る」という感じなのです。 熱効率と熱循環の良さがドーム・ハウスの特徴です。 市街地よりも少し涼しい環境ですが、天窓を開けると心地よい風が吹きます。 自然界のエネルギーをできるかぎり、住まいの中でも活かすことが、ドーム・ハウスのエコ な観点です。
古民家のように土壁やよしずや庭の水打ちなどによって、暑さをしのいでいた暮らしは けっこうエコなのかもしれませんね。そこには、人と自然のせめぎあいがあるのです。 そんな生活空間の工夫、自然との共存をエコロジカルな理解のもとに見直すのもいいかもしれ ません。 冷蔵庫やクーラーのない時代の知恵をもう一度、ひもといてみようと思っています。

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