お遍路ライフとダウン・シフター

2014年9月10日

はい、どっと・ちゅーんあっぷ(=^o^=)やまねこ遍路でございます。
お遍路ショップ『衛門三郎の里』の金持ちケンカせずおじさんが訪問。
御年75歳ですが、 精力的に先ごろ「衛門三郎の里美術館」をオープンし、現代アートのミュージアムを誕生させ ました。 やまねこの20年越しの友人です。
彼のライフ・スタイルを観ていると「ダウン・シフター」 「ダウン・サイザー」という表現がふさわしい。
「子育てを終えた団塊世代や熟年夫婦に人気が高まってきたキーワード、「ダウンサイザー」だ。 ダウンサイジングとは、元々は小型化によって利益を生み出そうというメーカーの発想で、コンピュータや携帯電話、自動車などがその最たるもの。20年くらい前までは部署に1つあるだけだったオフィスコンピュータが、いつの間にか全員のデスクのパーソナルコンピュータに取って代わったのを記憶している人も多いだろう。
ここ数年、話題になっている「ダウンサイザー」はちょっと様子が違う。
生活の無駄を省いてコンパクトにサイズダウンすることで、よりゆとりのある豊かな暮らしを手に入れようとする人々をさす。
子供が独立して夫婦二人になったら、郊外の戸建て住宅から都心の賃貸マンションに転居。冷蔵庫やエアコンは人数や部屋の広さに合わせた省エネタイプに。趣味のオーディオセットはシンプルな一体型に。旅行にはスーツケースではなく身軽なキャリーバックと、小型高性能で低価格になった一眼レフ、といった具合だ。
クルマでいえば、新燃費測定基準・JC08モードでリッター30kmの低燃費で70万円台という軽自動車が登場。軽自動車といえば女性や若者のものというイメージを覆し、中高年以上のしかも男性ユーザーを多く獲得している。」
彼は、お遍路ショップ運営の傍ら、コイン・ランドリーを数店舗経営したり、美術品を扱ったり しながら、四国のお遍路文化や山頭火の研究に専念。
一昨年は、自宅を売却し、1DKマンションに引っ越し。お風呂と寝に帰る以外は、店舗と 美術館で過ごしているといいます。
まあ、老夫婦二人なので奥様さえOKなら、できることでは あります。度量の深い奥様に感服するとともに、思い切ったダウン・シフターぶりにも感心。 山頭火みたいな「シンプル・イズ・ベスト」が理想なのだそうです。
一般の年配者には、理解されにくいとは思いますがやまねこにはよくわかります。
「自分にとって大切なことだけ残して身軽になりたい。」ということかな。
年を取るごとにしがらみが増えたり、窮屈な生活になったり、頑固になってひきこもったりせず 身軽にシンプルなナチュラルになって、行雲流水のような暮らしと風流を楽しむ・・・。 「スモール・イズ・ビューティフル」かつ山水ラディカル、侘び寂びアヴァンギャルドな感性です。 アート三昧、遍路三昧、ナチュラル気分もいいものです。
彼はハイブリット車を乗りこなし、来月は やまねこも佐賀県に「山頭火のギャラリー展」のお手伝いにお供もする予定です。

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