スロー・デザイン住宅

フラードームハウス建築風景
フラードームハウス建築風景(ライフデザイン研究所)
夢の里とべ
夢の里とべ
フラードームハウス建築風景
フラードームハウス建築風景(ライフデザイン研究所)

宵待草 アルフレッド・ハウゼ楽団

2010年3月26日

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこでおます。
フラー・ドーム・ハウスもいよいよ床工事と建屋の建築に入りました。
来月の内装工事に備えて、内装デザインを練っています。やまねこの考えでは 住まいの快適性は「ゆるやかさと多目的性」を重視したいのです。
『スロー・イズ・ビューティフル』の著者辻信一さんは「藁の家」の章で住まいのデザイン について次のように語ります。 『デザインとは自らの生活を作りだす道筋を照らし、形を与えることである。  小さなもの、つつましいもの、失われたもの、そしてゆっくりと持続し、循環するものの  意味を見直し、「住むということの心と技術」をわたしたち自身の手に取り戻すためのデザイン。  それを”スロー・デザイン”と呼んでみよう。』 
                    「藁の家~スロー・デザイン」
そんなスロー・デザインをライフ・デザイン研究所に反映してみたいと思うのです。 そもそもこの家は、仕事と住まいと環境と人が共生できるか?というテーマで設計されています。 住まいの部分は、ミニマムで「生活に必要十分」な設備になっています。もうひとつの要素は 集う場所、仕事空間、アート空間としての広間なのですが吹き抜けオープン・フロアは23畳という ゆとり空間なのです。 仕事は会社、住まいはプライベート空間という住みわけが一般的なのですが、このドーム・ハウスは 仕事空間とプライベート空間あえて一体化しています。 しかし、同時に広間の間取りは左回転へ、プライベート空間は右回転へと双方から見えにくく工夫 しています。玄関から入るとコミュニティ空間が広がり、住まいの空間への通路である二階への階段 は死角に位置します。ちょうど陰陽のタオのスタイルになっているのです。 建坪は27.3です。トイレ・バス・キッチンもオープン・フロアからは見えにくくなっています。 そして、二階家からは夢の里の絶景・・・松山平野と石鎚連峰が見渡せます。 玄関は、夢の里の入り口方向。掃き出し窓は南西方向で、天窓は四か所あり、昼間は照明不要です。 球形ドームは、熱対流がよく暖房は薪ストーブ、冷房は天窓が通気口の役割をしてくれます。
地球型生活というのは、できる限り自然環境を家屋内にも取り入れることがポイントです。 土壁や藁、木材を多用した昔の日本家屋・木造建築はとてもエコなのですが、このドーム・ハウス は地元杉材と間伐材を多用しています。フローリング材は用いず杉板・白木の床です。 機能性という面よりも多目的性を優先していますから、レイアウトの変更はかなりフレキシブル です。オフィスになったり、ギャラリーになったり、コミュニティになったり、カフェになったり コンサート・ドームになったりできます。
スロー・デザインとは、環境に応じ、人に応じ、生活に応じて、様々に描きかえるゆとり空間 かな、と思っています。 地球型ドーム・ハウスの完成に向けて、ゆるゆると夢は続きます。

       
 『夢の里とべ お花見歌声コンサート』
出演 ギター・キーボード・歌 『オトノハ』 森山直太郎『さくら』など三十数曲を歌い、ドーム・ハウス前で花の宴を楽しみます。
日時 四月三日(土) 午後1時~3時
場所 夢の里とべ ドーム・ハウス前
参加費 無料 お弁当持参でお願いします。

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