2009年6月29日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこです。やまねこは、やまを越えて水の里西条市に行ってきました。先月病気で倒れた哲学仲間のYさんのお見舞いと快気祝いに出かけたのです。
二ヶ月ぶりの訪問です。大量に吐血して倒れたYさんは、救急車で運ばれ、手術後二週間余りの入院生活を終えて自宅療養中でした。ひさしぶりに会うYさんから入院体験、病気と医療、病理の意識体験としての雑感などに耳を傾けました。何はともあれ、手術の成功と回復基調をお祝いしました。そして、死と病気を巡ってひとしきり歓談した後、今回の体験で得た認識について聞いてみました。
Yさんとは、これまでもっぱらシュタイナーの霊学を巡って六年間に渡り話し合ってきたのです。死の境域に接近して、生還したYさんなら、きっとおおきな変化があっただろうと思ったのです。淡々と語るYさんは、自分の人体が自分だけのものではないこと、医師・看護師さんなど医療に関わる人たちは、ひたすら治療と言う事象そのものに専念していること、医学を含む現代科学は人間に「時間を与えるという使命」があること、その時間を人間は「霊学的認識にあてる権利を得ている」ことなどについて、話してくれました。
以前の身体的な苦痛から解放されたせいか表情は柔らかく、丸みを帯びた印象です。
そして、シュタイナーの霊学を巡って深く議論に没頭しました。
『神殿伝説と黄金伝説』のシュタイナー
やがて青銅の海の天空に黄金のトライアングルが現れるという予言を巡って、話し合ううちに現代と言う時代の嚆矢を感じました。
Y氏によると現代は、人間が鉱物界に働きかけてもっとも文明を発達させている時代だというのです。
確かに生活物資の多くも鉄道も電信も自動車もエレクトロニクスもすべては石油を含む鉱物を加工・変性したものです。シュタイナーはそれを「青銅の海」と呼んでいるわけです。21世紀はそんな文明が頂点に達して地球全体が青銅の海に覆われているとも言えますね。
そしてそんな文明の頂点からの臨界として『黄金のトライアングル』が出現するというのです。
黄金のトライアングルとは、二つの三角形からなります。
上昇する三角形と下降する三角形のヘキサグラム(ダビンチ・コードのシンボル)です。
下位の上昇する三角形は、肉体とエーテル体とアストラル体を頂点としており、上位の下降する三角形はマナス(霊我) ブッディ(生命霊) 霊人(アートマ)を頂点としているとのこと。
人間は肉体レベルにおいては、地球と言う鉱物・星の産物ですから、この星の組成を変化させる役割を担っているということなのでしょうか。やがて変化した肉体の下に黄金の三角があらわれ、この牢獄のような青銅の海を変化させる方向に向かっているのかも知れません。
帰りには、Yさん夫妻から奥様手作りの有機野菜と打ち抜き井戸の天然水をいただました。
帰途は、いつものように石鎚神社に参拝。今回は禊の滝をお参りした後に本殿を参りました。ハレーションの美しい青い光が本殿にありました。 やまねこ(=^o^=)でした。