2009年1月22日
はい、どっと・こんばんは(=^o^=)やまねこです。今日は、インドの神様ガネーシャです。
最近、『夢をかなえるゾウ』がベスト・セラーとなり、福徳の神として日本でも知られるようになってきましたが、実は日本でも古来『聖天さん』として親しまれ、仏法外護の神としてヒンドゥー教から取り入れられています。大阪生駒市の聖天さんが有名ですね。
あまり表に出てこないのは、日本では秘仏として厨子などに納められ姿をみせなかったせいもあるのでしょうか。
さて、ガネーシャはヒンドゥー教では、知恵と文学の神であり、偉大な神シヴァとパールバーティーの息子です。象の頭と太鼓腹を特徴としていますが、美食と幸運を分け与える力の象徴と言われます。また、四本の腕を持ちキバは一本折れています。
インドでは、大変人気の高い神様で、人々は新しい企てを興すときにこの神に祈願するそうです。そんなことから事業を起そうとする人はガネーシャを讃える儀式を執り行うそうです。商売や成功を司っている神様なのです。
インド神話によれば、シヴァ神が家を留守がちにしていることを淋しく思ったパールヴァーティーは、自分の体からガネーシャを創り、玄関で見張りをするように命じます。やがて帰ってきたシヴァはガネーシャを賊と勘違いして首を切り落としてしまいます。哀しみの余りあわてたパールバーティは近くにいた象の頭にすげかえ、息子を復活させます。キバが折れているのは、荒れ狂うシヴァが投げた岩を受け止めたとき折れてしまったそうです。
ガネーシャの風貌はどことなくユーモラスで、ふくよかな太鼓腹は日本の大黒様や布袋様を思わせます。『夢をかなえるゾウ』の中でも関西弁をしゃべり、いかがわしい・・などと描かれていますが、神でありながら人情味のあるキャラクターとしてインドでも大変愛されており、ガネーシャ祭り(プージャ)が盛大に催されます。
夢をかなえるゾウの神様は、わたしが育った村のお寺でも尊崇されていました。二股ダイコンをお供えすると良縁や子宝に恵まれるといわれています。
真言は、『オン・キリーク・ギャク・ウン・ソワカ』です。
やまねこ(=^o^=)でした。