サイキック・ディフェンス6

薔薇十字展より「栄華を司る天使」~ジャン・デルヴィル

2008年4月16日

春雨の一日でした。

明後日、出雲にお参りに行く予定です。
風邪も治ってきて、なんとか出発までには回復しそうです。
皆さんも春の風邪は気をつけてくださいまし。(*^o^*)

さてさて、『心霊的自己防衛』についてまとめたいと思います。

普通、自己防衛と言うと「身構える」とか、「防御法」とか、「護身術」などを連想します。
どちからというとガードを固めて、外に対して自分を守るといったイメージが強いと思いますからこで、誤解なきよう私見をお伝えします。

霊的な分野に関する限りは、一般の自己防衛と反対の極にあると思います。

このところずっと、書いていますように『ゆるめる』という姿勢が一番、霊的には自己を守ってくれます。自然体、受容、浸透、温和、朗らかさなどの態度の方が、霊的な次元からのマイナスの影響に対して強力な防衛になるということです。
これは、守るべきものが物質生活に関わるよりもむしろ精神生活に関わっているためと思います。
ひとつの「祈り」であるとか「願い」であるとかのほうが、私たちの魂を健全化してくれますし、また自然体で自分に向かい合えると思うのです。
多くのサイキックなマイナスは、自分を締め付けることも一因を為しているようです。

寛容の態度を忘れ、自分の思いにとらわれ、狭く緻密な指向や自己主張にとらわれる時に人は、他者の影響下に入り、巻き込まれたり、逆に巻き込んだりします。最初は、ちょっとした気がかりであったもの、心の中で大きな位置を占めてしまうこともあります。

多くは、人間関係に中で起きるこれらの現象は、防ごうと思ったら、困難なことではありません。
シンプルに「人を見るように自分を見つめればよい」だけなのではないでしょうか。
自分がこわばって、批判的になると人もこわばり批判的になります。
自分がゆるんで、静かな気持ちでいれば、他者のありのままの姿も受け入れやすくなります。
あえて、言えば霊的次元では人間は、たいした違いはないのでしょう。

性格や境遇や立場などが異なっているとはいえ、わたしたちが時間的存在・・やがて死すべきものであることは、単純な事実なのですから、同じ時間を共有してともに生きているということの方が、深い縁を物語っているのではないかと思っています。

これは、メンタル・ヘルス、または精神衛生といったテーマかもしれませんが、サイキックな部分から考え直したいと思ったのは、「内と外」という問題に悩む人が多い現状・・そしてスピリチュアルなテーマで、心理学的問題をとらえ返したいと考えたためです。

身体的次元、社会的次元、心理的次元、霊的次元にまたがって存在しているのが私たちの生命活動です。

そして、その生命の営みとともに様々なメタモルフォーゼを繰り返しながら、魂の世界は変化してゆくのでしょう。

少し、ミスティックで風変わりな『心霊的自己防衛』かもしれませんが、”ゆる系の生き方”のひとつと考えていただければ幸いです。

最後に同名の本があることをお伝えしておきましょう。

英国薔薇十字団『黄金の夜明け』の流れに属するダイアン・フォーチュンの『心霊的自己防衛』です。
フォーチュンには、他に『神秘的カバラ』などがあります。 (^o^)/

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“サイキック・ディフェンス6” への2件の返信

  1. あっ、フォーチュンの本はどちらも読みました。
    「心霊的自己防衛」は無茶苦茶面白いですよー。
    読み始めると一気に読んでしまいます。

    • ミトラさんも、やっぱりオカルトですね。笑
      昨年末より、ずっと庭や畑の外仕事だったので、夏安居は、ゆるりと読書かなと思っています。

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