地球生活と地上生活

秋のススキ

2009.11.18

『人間のこころは 宇宙の中で完全な成功を収めるように デザインされている。』   バックミンスター・フラー

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこどす。いきなり唐突でしょ。 にもかかわらず、人間はいろいろ失敗をしてしまうのは、何故か?ということについて考えて いました。やまねこ的には、これは地球生活と地上生活を取り違えてしまうせいかな、と思 っているのです。地上生活とは、いわば約束事やルールの世界で、電車に乗り遅れたり、 待ち人が来なかったり、予期せぬ雨が降ったりする世界です。地球生活とは、わたしたちの 生命生活を根底から支えてくれている「命あるものの世界」です。別な側面からすれば、 社会生活に関わる地上生活、精神生活と身体生活に関わる地球生活とも言えるかもしれませ んね。バックミンスター・フラーの言う「成功」とは、この地球生活に関わっているような 気がするのです。 わたしたちの日常の多くは地上生活です。日々出会うあれやこれやの出来事の中で日々の労苦 や失敗や悩みなどに満ちた暮らしです。ひとりひとりの物語が生まれてくる場所とも言える かもしれません。やまねこは、この地上生活がとても好きです。おそらく、フラーもそう考えた のでしょう。問題は、この二つの世界を一致させるという課題にあるのかもしれません。 それはつまり、「地球生活」という生命世界のあり方をそのまま地上生活に反映させてゆくこと。 日常世界をありのままに肯定できることなのです。・・・「利害得失」やら「ルール」やら 「景気変動」などに関わらず、ゆるやかで静かな精神生活を見出すということなのだと思ってい ます。フラー的に言えば、可変係数に変らず、マクロでゆるやかな精神的積分関数に生きるという ことなのかな。シナジー(全体的生命原理)は、「私自身」の中にあるともいえるでしょう。 そして、その一歩はまず、すべてをゆっくりと進める。スロー・ダウンすることなのだと考え ています。

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