ミカエル祭とティアクライス

ティアクライス表紙
光のジャグリング ポイ

2010年9月14日

はい、どっとこ・もーにんぐ(=^o^=)やまねこでおますよ。
朝は、ずいぶん涼しくなってきました。秋の青々とした空を見ていると澄みきった気分が します。『ミカエルの気分』とは、未来へと前進させる力なのです。
いつものように西条市の哲学仲間の友人から、『ライナー・ノート』が送られてきました。 こんな内容です。
『 夏の花火 夏の夜空に打ちあがる花火は美しい 命が短いことは人の心を圧縮し、濃密にさせる 花火は多くの職人の手をへて、工場での事故などで、本来の仕事に就く前にその存在を失うこともなく、花火大会の今日この日まで無事にたどり着く。そして点火。
天まで届けとばかり暗く熱い核は次の瞬間には円形に拡大するビッグバンだ
多彩な色彩は人間の思念像ともなって弾ける 一見暗黒の夜空に、見えない有用無用の渦巻きとなって消え去る
しかし本当に消え失せてしまうのだろうか。
そんなはずはない。 遠い未来のほんのささやかな、そして新しく生み出された摂理を介してその一端を担うのだ。
なにかが死にゆく時、世界は美しいと感じる そして花火は現在のなかで、過去からきた光の中で死に 闇の中で未来へと連なっていくものを確信するがゆえに美しいのです。』
彼によれば感覚世界は認識の素材を提供してくれる花火職人にとっての花火なのだと言います。
一度、バラバラに解体され、記号化され、抽象の次元に引き上げられた世界を再度、構築しなおして 自分の欲望から解放された時間と空間の中に再現し、具象的な思念像に構成して、彼の言う『増幅器 と遠心分離器』にかけて、もう一度、現実を見つめなおすという思考作業は、 確かにルドルフ・シュタイナーが言う『能動的思考』なのだと思います。
これは、知的に難解なものではなく、『忍耐』をともなう作業なのでしょうから、高度に知的と言う よりは、花火職人の花火づくりに似ています。
彼が記すように 『花火は現在のなかで、過去からきた光の中で死に 闇の中で未来へと連なっていくものを確信するがゆえに美しいのです。』
それは、あたかもシュタイナーがミカエルの気分について語っていることと奇妙に一致しています。
キリスト教文化圏では、彼岸過ぎの9月29日を『ミカエル祭』と呼び、大天使ミカエルの祝祭日 として祝います。
四国アントロポゾフィー・クライスでは今回の創立三周年記念講座を機会に 交流誌『ティアクライス』をリニューアルしました。 購読したい方は、公式サイトより申込できます。
さてさて、夢の里とべのドーム・ハウスでも『いもたき観月祭』を準備しています。 いもたきを楽しみながら、「光のジャグリング」と言われるポイのパフォーマンスもあります。 日ごとに秋めいてゆきますが、月の明かりと星の観察が楽しい夢の里です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

CAPTCHA