四国遍路『魂のドライブ』後編

2014年8月10日

はい、どっと・ちゅーにんあっぷ(=^o^=)やまねこ遍路でございます。
ほうほうのていで台風の中を徳島から帰ってきて、旅の疲れからか爆睡しておりました。
ゆるやかな四国遍路の旅を漠然と「ゼロ・グラビティの旅」かなとイメージしていたら ゼロ・グラビティどころか、すさまじい豪雨と轟音と強風と地磁気の嵐に見舞われる強烈な 「渦の体験」の旅となりました。台風も巨大な渦ですからね。 まるで洗濯機の中に放り込まれて、すすぎ・反転でぐるぐる回された感じ。 くらくらとめまいがしました。
そして、台風に道を阻まれ、追われてだどったルートは中央構造線沿いに「鳴門断層」から 「砥部断層」の地磁気の強烈なゾーンです。
「地磁気と生命の進化 地球は、磁気を帯びた水のある惑星です。もともと地球は磁気を帯びていたといわれていますけれども、今から27億年くらい前に、それまでのマントルといわれる地球の内部の部分が一層構造から二層構造になったといわれる方がいます。まだこれは推測のようですけれども、それによって地球の磁石のスイッチが入った。それをダイナモと言います。発電機のことです。ダイナモのスイッチが27億年前に入ったと考えられています。 それによって地球のまわりの磁気が大変強くなりまして、太陽からでるような放射線、それを浴びてしまうと病気の原因などになってしまうような放射線をその磁気がカットした。そのころにですね。海の中の生物は進化を遂げてきました。磁気が地球を守ってくれることと、さっきいいましたストロマトライトが空中に酸素を長い時間放出するようになって地球が酸素のある惑星になった。それでもって海にいた生物が地上にどんどん進出をし始めた。本能的に生物は上陸を開始したと言われていますけれども、それは27億年前、地球にダイナモのスイッチが入ったあとの姿です。」  (講演 「中央構造線を考える」―21世紀の聖地論―)
後藤拓磨氏(中央構造線の謎を探る会) 生命のダイナモのスイッチが地磁気のグリッドだというのです。 ストロマトライトというのは、鉄鉱石の元祖のようなものでランソウの屍骸が堆積してできた 酸化鉄。そこから地表に酸素が放出されていったというのです。水と地磁気とランソウから酸化鉄、 そして酸素・・生命進化の始まり、海から陸への生命の移動。
今回の四国遍路の旅は期せずして、中央構造線の旅となりました。
生命的時間=エーテル的時間とは私たち生物が、大地の構造変動と共に辿ってきたマクロコスモス の時間なのかもしれません。
台風の激しい風と雨音、そして鳴門の「渦の道」の激しい潮流の轟音、沸き立つ海と渦潮 スパイラルな時空のエネルギーの奔流に投げ込まれて、右往左往しながら帰ってきたのは 濡れ鼠のようなわたしという「小さな人間」かなと思いました。
自然の巨大な力に畏怖するお遍路旅となりました。 やまねは、それはそれでなんだか「魂のドライブ」=禊祓いだったかもしれないなあと と思うのでありました。

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