コロナウィルスって何?

2022年9月13日

勤務先であるケアハウスがコロナクラスターとなってしまった。
ケアハウスといえども介護付きなので利用者の平均年齢は約88歳という超高齢者達である。
利用者30名中9名、職員16名中7名、コロナ陽性者となった。
利用者9名は無症状で、職員が発熱し検査してコロナ感染が判明した。
職員はさすがに39度近く発熱した者もあり、喉の痛み等、季節性インフルエンザの症状のようだった。職員の約半数は10日間自宅待機となった。
しかし、幸いなことに高齢者は無症状だった。
(利用者が無症状であったのはコロナワクチンの4回目接種の効果と思う。個人的にはワクチン推奨する気はないが、高齢者が身を守るためには致し方ない選択かなと思う。高齢者は将来を考える必要はなく今の生活を維持することが大切だ。)

その無症状高齢者相手に残った半数の職員でコロナ感染症対策で日々の介護業務を行ったのだからたまらない。
ビニールの医療用使い捨て防護服に防護マスク、フェイスシールドにシャワーキャップといういで立ちに、軽度認知症の利用者の方が「暑いやろ、そんなん着んといかんの?」と何回も声かけてくれた。施設クラスターとは言え、皆元気なのだ。
気の毒なことに、利用者さん達も食事は使い捨て容器のお弁当になり、入浴も中止。
辛うじて10日後から、個々にシャワー浴をしてあげることができた。
この戦いは20日間続いた。つまり、事業所内で陽性者0になるまでだ。
医療従事者の苦労が身に染みた。

しかし、この度、身近でコロナクラスターが起こったが、感染した本人より周りが大変だったというのが感想だ。陽性になった高齢者は食欲もあり、いつもと変わらず、介護している職員が疲労のためダウン寸前になっていた。

確かに人によっては重度化する方もいると思うが、それは季節性インフルエンザも同じだ。新型コロナウィルスが発症して3年目になるが、ウィルスも「いかにして生き残るか?」と模索して変異してきているのだろう。
これから何年か後に新型コロナウィルスに関してもっと詳しく解明されてくるだろう。
その時に、この時の感染対策を振り返ると滑稽に映るかもしれない。
鳥のような嘴のマスクやマントを羽織った「ペスト医師」みたいなものかもしれない。


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