10年間生き延びましたよ

ライフデザイン研究所(ドームハウス愛媛)

2012年11月27日

はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこ山です。
やまねこは、 重度の心臓疾患をわずらっています。虚血性心臓疾患というもので、心筋梗塞の後遺症の 症状です。思えば、あの大発作と心臓手術から10年間の歳月が過ぎました。
『わたしは、5年前に臨死体験をしました。心筋梗塞による臨死というものなのですが、 やっと5年を生き延びたということなのです。 最近、メタボリックというキー・ワードも世の中に浸透してきましたから、糖尿病、 癌と並ぶ成人病の疾病大魔王としてよくご存知の人も多いでしょう。
さてさて、今日はメタボリックが気になる方のためにわたしの心筋梗塞の前駆症状について お伝えしておきましょう。 おそらく、過労やストレスで思い当たる人もいるかもしれませんから、 ご参考までにチェック・シートとしてお使いください。発作の一年前からの自覚症状です。
1.疲れがとれず、土曜の疲れがそのまま月曜日に加算されるような感覚体験。
2.抑鬱とだるさが抜けず、体が重く、何事によらずおっくうになる。
3.激しい肩こりと足の疲れが起き易く、冬季は筋が痙攣しやすい。
4.『疲れた』という言葉が自然に口から出る。周りに人がいなくても出ることが特 殊。
5.過食、刺激、味の濃いものしか美味しくなくなる。これは症状を進行させるようです。
以上の自覚症状がある人は、医師の診察をオススメします。
この病気のやっかいなところは 時と場所を選ばず、末期症状に至るということです。
わたしの場合は、心臓外科医のいる 救急病院の近隣で発症したために助かりましたが、多くの場合は時間と処置の戦いとなります。 心臓が壊死してしまえばいかに他の臓器が健康でも死に至ります。
もうひとつは、すさまじい激痛に耐えなければならないということです。鎮痛剤を大量に投与 されますが残念ながら、麻酔効果はありません。『目玉がひっくり返る』ほどの痛みなのです。 痛みが極点に達すると、失神する人が多いのですがわたしは、かえって意識が拡大して明確な 思考力が働きました。
人生全体がまるで絵画のように展開するのです。一瞬の内に人生全体を 見渡すという体験に導かれるのです。
そして、何か大きな『安らぎの存在』のようなものに包まれます。残念ながらお花畑は見えません でした。 何故ならば、臨死の瞬間にある言葉を思い出したからです。
それは、シュタイナー医学の創始者 ルドルフ・シュタイナーの言葉でした。
『心臓と言う臓器は、全身に血液を送り出すポンプと言われているが、心臓はポンプなのではない。血液が流れるから心臓が心拍を打つのである』という言葉です。
手術中にわたしは全意志力を 集中してマントラのようにこの言葉を心で繰り返しました。 そして『わたしの全身の血液よ。流れよ。』と唱えました。
医師の処置も間に合い、一命を取り留めました。まるでエンジンの止まりかけた車みたいな感じ でしょうか。
緊急手術と入院生活の退院後、手術時のカルテをもとに現在の主治医の診察を受けたときに医師 から言われたことは・・・・
『あなたは三途の川を半分以上渡ってますね。なんでまた、こちらに帰ってきたのかな。 きっとなすべきことがこちらに残ってるんだよ。』
この秋で5年が神様からプレゼントされたということになります。 これからも、与えられた贈り物の時をより豊かに生かしたいな、思う今日この頃です。』 と五年前に奇跡の生還を遂げた折に所感を書き留めています。
あれから、さらに五年。都合、10年生き伸びたことになります。
ありがたい。確かになすべきことはあったのです。夢の里との出会い、そしてドームハウス。 病魔のどん底から這い上がり、今はドームハウスの普及に努める日々です。
ふたたび、その時のマントラ『私の全身の血液よ。流れよ。』と唱え、新たな出発を志す やまねこでありました。


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