流木2

2013年8月22日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
設計担当のコッシーさんと次なるドームハウスのプランニング、設計の打ち合わせを していました。通算、七棟目のドームハウス・プランです。
様々な面でこれまでの プランの総合とも言えるところもあり、楽しいプランニング作業かな、と思います。 設計が確定し、着工したらまたご案内しましょう。
さて、先日東温市の白猪の滝から拾ってきた流木で、グリーンを作ってみました。
自然物の造形は見ていて楽しくなります。 ネズミの彫り物は、父の彫ったものです。毎年、干支を石手寺で彫っていたのです。 メインの作品は、石手幼稚園前のドーム型のマントラ塔に五百羅漢が奉納されています。
流木をながめながら父と共に過ごした三十数年を想い出していました。 幼いころよく父が流木を拾ってきて竹で作った刷毛で磨いていたのです。 流木は様々な形が魅力です。動物のような形、人の顔のような形、虫のような形 抽象アートのようなもの、朽ち果てた形、生まれ出たような形などなど流木の様々な 表情は楽しめますね。父はそんな流木を好みました。
「仏師は人が見捨てた流木やぽっくいから仏様をほるんだ。」と言っていました。 石手寺のマントラ塔の五百羅漢はそんな見捨てられた流木やチップ工場行きの残材から 彫られたものです。三百数十体彫ったところで父は亡くなりました。
行基菩薩も円空も木喰も旅をしながら仏様を彫りました。 山頭火も旅をしながら俳句を詠みました。 とるにたらないもの、見捨てられたもの、忘れられたものに仏の姿を見つけるのもいいかも と思いました。

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“流木2” への2件の返信

  1. コメントありがとうございます。
    残念ながら、石手寺のマントラ塔は、納骨堂になり、義父の彫った仏様は、屋外に追放されています。10年以上になりますか。辛うじて屋根はありますが、あっという間に朽ちていくでしょう。
    経済重視で信仰は、どこへやらですよ。

    私もこの文章upするまで、義父のことを良く知りませんでした。
    怒ってばっかりの人だったと、義母から聞かされてましたので。笑
    見捨てられたものに命を吹き込む。
    やはり、仏道を歩いた仏師だったと、
    感慨深いです。

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