現代アートとモノ派

サンスクリット版 般若心経

2013年6月16日

はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ堂でございます。
山頭火研究所でお遍路さんのギャラリー・ショップ『衛門三郎の里』を尋ねました。 八坂寺参道わきにあるお遍路ショップです。
店主は、友人の「金持ちケンカせずおじさん」ことIさんです。 最近の暮らし向きについて話し合っていました。
つい先だって、彼は「身軽に生きる」というテーマで断・捨・離を実践しているそうです。 すっきりとした表情が印象的でした。
彼は、現在「現代アート・ミュージアム」のアイデアを練っています。
多摩美術大学周辺に生まれたアート運動「モノ派」のアーティストとの親交が多く、作品 のモノ派コレクションを中心に現代アート美術館を作りたいと考えています。
※『もの派』は「芸術的運動」というより、あるグループに対して付けられた「ラベル」のようなもので、その起源ははっきりとしていない。
(※1)『も の派』の作品は空間と「もの」との本質的に相互依存的な関係、または「もの」と「もの」自体の関係性に焦点を当てている。そして、鑑賞者に作品と向かい合 うことによって作品と自らの関係性を認識させることもまた『もの派』が作品創作の目的とするところである。
『もの派』は作家のグループであると述べたが、それは様々な作家の連結した関係の集積という程度の緩いつながりであり、一つのイデオロギー的なもの が全ての作家によって共有されていたわけではない。
『もの派』の作家としては、関根伸夫、李禹煥(リ・ウーファン)、吉田克朗、小清水漸、榎倉康二、菅木志 雄、高山登、成田克彦が挙げられることが多い。
アート・コレクションのかたわら、お四国遍路文化の研究や山頭火研究に長年とり組みつつ 一方でショップ経営、コインランドリー経営と多忙なシニアです。
やまねこが「金持ちケンカせずおじさん」と呼ぶのは、彼の穏やかで軽いパーソナリティが 「お金持ちのゆとり」を感じさせるからです。
「お金に頓着するよりも生活を楽しむことを優先する」という彼独自の価値観にもよります。 金とモノで営まれる人の世を斜に眺めながら、ひなびた田舎暮らしを楽しむ様子が 風狂で洒脱に思われるのです。
アートの世界でもミニマリストとモノ派は並び称されることも多いとか。 シンブルにミニマムに暮らす金持ちケンカせずおじさんと語らう日曜の昼下がりでありました。

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