2013年10月16日
はい、どっと・もーにんぐ(=^o^=)やまねこ庵でございます。
夢の里メガ・ソーラーは昨日、ソーラー・パネルが搬入され、近く設置も始まる様子です。 里山で自然エネルギー発電、コミュニティドームハウス、工房、介護施設などの併存は エコ・ヴィレッジ作りの一環と言えるでしょう。
国連大学のエッセイにも「日本は里山と里海にヒントを見出すべき」という一文があります。 失われた10年と深刻な震災被害、原発事故、食料自給率低下に触れた後に里山をヒントに 復興を提案。
「心の治癒過程を支える集合的な社会アイデンティティ 里山と里海を復活させれば、こうした傾向を緩和することができるかもしれない。里山と里海のコンセプトには社会と自然への全体的な視点が内在している。伝統的かつ現代化された里山と里海のコミュニティは、食料とエネルギーの持続可能な資源や生物多様性を提供するだけでなく、豊かな文化の発展も促す。土地管理と農業への共同体的なアプローチは、どの時代にも、様々な伝統や祭典やその他のコミュニティ活動の源であり続けた。実際、集合的な社会アイデンティティを感じる体験は、今回のような悲しい出来事から立ち直るのに必要な心のケアを行う際の一助となるだろう。とくに、津波に襲われた三陸地方の沿岸地域は日本でも有数の漁業地域であり、コミュニティ活動から恩恵を得られるだろう。
里山と里海を取り入れた復興戦略は、短期的にはコミュニティの流通を活性化させる。さらに、多様で再生可能エネルギー先導型のポートフォリオと、日本の生態系に最適な農業活動を含む持続可能な将来に向かって、日本が長期的に移行していくきっかけとなる。 私たちは日本という国と、逆境に負けず機知に富んだ日本の人々が復興を遂げることを確信している。
しかし日本は復興計画を立てる際に長期的な視野をもつべきである。そして日本以外の国の人々は、日本が今後数カ月の重要な時期をどう舵取りしていくのか、注意深く見守るべきだ。世界が持続可能性へ向かう長い道のりを模索するなかで、日本が先導の光を照らしてくれるかもしれない。」 ドイツ地球環境生態学 アナンダ・クマール・ドライアバ
ポイントは現状の日本は決して「持続可能性」を重視していないというところ。 そして、長期的視野の必要性を強調しています。
里山の自然からもう一度学びなおすべき時代なのかもしれません。
村上春樹さんもまたバルセロナでの文学賞受賞式スピーチで深刻な震災被害と原発事故について 語り、復興に触れて次のようにアピールしました。賞金はすべて復興資金に充てられました。
「でも結局のところ、我々は精神を再編成し、復興に向けて立ち上がっていくでしょう。それについて、僕はあまり心配してはいません。我々はそうやって長い歴史を生き抜いてきた民族なのです。いつまでもショックにへたりこんでいるわけにはいかない。壊れた家屋は建て直せますし、崩れた道路は修復できます。 結局のところ、我々はこの地球という惑星に勝手に間借りしているわけです。どうかここに住んで下さいと地球に頼まれたわけじゃない。少し揺れたからといって、文句を言うこともできません。ときどき揺れるということが地球の属性のひとつなのだから。好むと好まざるとにかかわらず、そのような自然と共存していくしかありません。 壊れた道路や建物を再建するのは、それを専門とする人々の仕事になります。しかし損なわれた倫理や規範の再生を試みるとき、それは我々全員の仕事になります。我々は死者を悼み、災害に苦しむ人々を思いやり、彼らが受けた痛みや、負った傷を無駄にするまいという自然な気持ちから、その作業に取りかかります。 それは素朴で黙々とした、忍耐を必要とする手仕事になるはずです。晴れた春の朝、ひとつの村の人々が揃って畑に出て、土地を耕し、種を蒔くように、みんなで力を合わせてその作業を進めなくてはなりません。一人ひとりがそれぞれにできるかたちで、しかし心をひとつにして。」
今はソーラー発電や風力発電も新たな公害を産むと問題になっているようですが、原発は最悪だし化石燃料が有限である以上やはり自然エネルギーしか答えは無いわけで、何とか問題を乗り越え100%自然エネルギー発電となるまで技術革新を進めて欲しいものです。
そうそう、忘れていました。
人工光合成は期待が持てます。
https://toyokeizai.net/articles/-/235204?display=b
R水素ですね。
5年ほど前に、ドームを見に来た方が、雑誌を置いていかれました。
あれから、かなりテクノロジーも進んでいるのでしょうね。
最近、youtubeで、落合陽一さんや、成田悠介さんの番組見てますが、Z世代が、世の中変えますね。
凄いスピードで、目が回り😵💫そうです。