インド・ネパール 心ある旅 その6

目玉寺院で有名なスワヤンブナート 
パタン寺院郡と王宮前広場
鬼子母神堂朗誦 
インド人ガイドのアローラさん

2009年2月26日

翌日は、インドを去る日となりました。ベナレス空港でそれまで現地ガイドを努めていただいたインド人のアローラさんと握手をして別れました。彼は、シーク教徒なので髭を生やしてターバンをしています。
シーク教はイスラームとヒンドゥーの融和的な宗教です。彼の話を聞いているとなんだか日本人みたいで親しみを感じました。『わたしたちは剣を捨てた宗派なのです。』という言葉が印象深い。先ごろムンバイでテロがあり100人余り殺されたばかりなのでズシリと重たい言葉でした。
さてさて、カトマンズ空港に着くとこんどはジャルさんというネパール人のガイドさんが迎えてくれました。流暢な日本語を駆使して軽快な感じの人です。大学講師をしながら現地ガイドのアルバイトをしているという商才たけた人と言う感じでしょうか。
さっそくカトマンズのガイドを聞きつつスワヤンブナート寺院を参拝しました。山の上の目玉寺院として有名なお寺です。
ネパールは穏やかな気候で春先くらい。カトマンズとは「穏やかで美しい都」という意味なのだそうです。
鬼子母神さんのお堂で地元の男性がネイティブな演奏と朗誦をしていました。お堂内は男子禁制だそうです。
そしてパタンの王宮広場のネパールらしい寺院郡を観光。多くはガネーシャやハヌマーンが門前に祀られていますが、中は千手観音様というヒンドゥーと神仏仏教の習合のようなお寺です。
生き神様がいるというクマリ寺院も寄りました。こちらのクマリはなんと3才の女の子です。14才くらいまで生き神様としてクマリ寺院で過ごすそうです。観光客が来ると一瞬顔を見せてくれます。私たちの時も顔をみせてくれましたが、確かに人間界とは違う方という印象が鮮烈でした。花が開いたようなまなざしをなげかけてくれました。釈迦族の中から選ばれるそうです。
その日は、ヴァイシャリーというホテルに投宿。旅の疲れを癒しました。インドから神秘の国ネパールへ。旅は続きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

CAPTCHA