2008年11月17日
はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこどす。
ブログが書けるのはしばらくぶりです。
松山にチベット僧の林氏をお迎えして、松山案内とチベット仏教講座に勤しんでいました。
16日夜の『やさしいチベット仏教講座』は、おかげさまで成功です。
前日とお昼は松山のパワー・スポット一遍さんの霊場めぐりをしたり、道後温泉で湯浴みしたり、毎年恒例の若草幼稚園祭りに参加して楽しく過ごしました。
そして、夕方から「優しいチベット仏教講座『慈雨の光彩』」です。(=^o^=)講座は様々な方々とご縁が結ばれたピースフルな夕べとなりました。
ヨガ、瞑想に取り組んでいる人、インド好きな人、音楽・アートの好きな人、仏教と医療を考える会のお医者さん、カウンセラーさんなどなど多彩な参加者を迎えて、林さんはチベット仏教のエッセンスを日本人にも親しみ深い『観音様』をキー・ワードに延々3時間語りました。
講座は飛騨高山の山中にタルタン寺というチベット寺を営む林さんの自己紹介から始まりました。
日本人の彼が何故、チベット仏教の僧となったか・・・飛騨の山中での生活、現在も建立が進むタルタン寺の様子などなどお人柄とライフ・スタイルが切々と伝わるもので、自然と耳が傾きます。
それから、仏教のエッセンス・・・仏・法・僧や煩悩へとお話は深まります。さらにお釈迦様の教えから、チベットの観音信仰へ・・・。ここからは、講座のエッセンスです。
『オン・マニ・ペメ・フン』という観音様の真言をみんなで何度もとなえました。このマントラで心の浄化と平安の響きををともに共有しながら、林さんは観想のテクニックを諄々とチベット仏教の深い境地をやさしく解き明かしてゆきます。
「わたしは心と体の運転マニュアルを皆さんにここで、提供します。それを生かして使うかどうかはみなさんの自由なのです。」という林さんの語りかけは、いかにもゆったりと闊達です。
「心のゆがみ、汚れ、痛みなどなどもすべて、心が映し出した映像なのです。チベット仏教は、その光源を探り、掘り下げてゆくテクニックです。
慈悲と知恵は観音様の中では 一体のものです。
私たちの心はみんな同じようにその種子を宿しているのです。」
心を見つめる・・というお話が深みに進むかと思っていると、今度はわたしたちの身体の密教的な理解へと転換してゆきます。
そして、みんなで「オン・マニ・ペメ・フーム」を全身に共振させながらとなえます。頭頂・眉間・喉・胸・腹のチャクラにこの真言を順に響かせてゆきます。
不思議と一人ひとりの声が、美しい響きとなって、自分の身体を意識します。
弘法大師の教え・・お四国のことや一遍さんのことなど触れながら、深遠と言われるチベット密教のエッセンスを語る林さんのスタイルに、なにかしら懐かしいものを感じた人も多かったようです。
飛騨高山と言う「日本のチベットから来た日本人のチベット僧」が、お遍路の四国で密教の心の宝庫を開くというのも、なんだか深いご縁を痛感する夕べとなりました。
ご協力、参加いただいた皆さん、またこの講座を気にかけてくださった皆様に感謝です。(^o^)/
そして、なによりもチベット仏教とお四国の架け橋となっていただいたチベット僧林さんに感謝いたします。やまねこ(=^o^=)でした。