豊かになる方法2

ドームハウス愛媛

2014年6月26日

はい、どっと・ちゅーんあっぷ(=^o^=)やまねこグリーンズ・ライフでございます。
シニア・ライフを意識し始めたせいか、庭作り・樹木を植える・クローバーを撒く、 オフグリッド発電などなど「住環境をグリーンに」ということに専念しています。
まず、自然体の自分モードを探りながら、「足元を固めたい」ということかな。
バックミンスター・フラー博士は、楽天家のエコロジストとしてエコロジーの父とも称されます。
「フラーは、人口・工業化・経済成長の制限に加え、地球規模の資源の再配分、化石燃料から風・波・水・太陽へのエネルギー利用の転換などを加えて論を展開している。悲観論と楽観論で分ければ、明らかにフラーは楽観論者である。発展途上国の人口爆発が地球全体の沈没につながると危惧するネオマルサス主義者たちとは違い、フラーは適切でバランスのとれた消費と成長がなされれば世界中が救われると考えているからだ。 フラーは大きなスケールでの配分的正義を信じている。「私たちが原子炉からのエネルギーにもっぱら頼り、自分たちの宇宙船の本体や装備を燃やしてしまう愚さえ犯さなければ、『宇宙船地球号』に乗った全人間の乗客が、お互い干渉し合うこともなく、他人を犠牲にしてだれかが利益を得たりすることもなく、この船全体を満喫することは十分実現可能なことだとわかっている」(『宇宙船地球号操縦マニュアル』、以下同じ)と述べているのだ。フラーが見ている問題点は専門化の進行である。」(日経コンピュータより 海上 知明)
50年代初期から核エネルギーを用いることは人類に災いしかもたらさないことを警告し、 「豊かさの配分」とデザイン・サイエンスという知識科学で人類全体が助け合うシステム・・ シナジー科学を提唱しました。 科学の総合化と「超物質的」=「メタフィジック」な全体性を重視したのです。
彼にとって「テクノロジー」とは宇宙が内在させている叡智の体系であって抽象化され、人間や 生命と分離化されたものではありませんでした。
ゆえに環境への適合性や共存が科学に求められるのだと主張しました。
わたしたちには「宇宙船地球号」という生態系をまかされた責任があるというのです。
そして富=「豊かさ」について語ります。
「人間にとって、富とは何か。富とは、代謝的、超物質的再生に関して、物質的に規定されたある時間と空間の解放レベルを維持するために、私たちが、ある数の人間のために具体的に準備できた未来の日数のことであるとフラーは考える。
そして、富の基本的な構成要素は物質的なものと超物質的なものに分かれるとフラーは述べる。 物質的な富の構成要素はエネルギーであり、超物質的な富の構成要素はノウハウである。エネルギーは減少することなく、ノウハウは増加するから、エントロピーに逆らって、富は増えるだけなのだ。
こうして物質的な力が、人間の超物質的な能力によって、どんどん秩序化され凝縮されていく。「私たちはもうすぐ富を速やかに生みだしはじめるだろうから、本当にすごいこともできるようになる」 そしてフラーはメタフィジックな富=知性は無限大であると宣言しています。
『操縦されないといけない宇宙船地球号は、「統合的にデザインされた機械」であり、問題は「取扱説明書」が付いていないということだ。私たちは自分たちの最高の能力、つまり知性を使って操縦マニュアルを作っていくべきである。宇宙を分割していき、的確に把握して分析できる概念だけを浮き彫りにしていくべきであるとフラーは力説している。宇宙もエネルギーも有限であり、「宇宙は超巨大な永久運動のプロセス」である。』
宇宙船地球号の操作マニュアルをひとりひとりが作ってゆく作業こそをフラーはエコロジカル なライフ・スタイルと考えていたのでしょう。

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