2011年9月1日
はい、どっとこむにちは(=^o^=)やまねこ屋です。
デザイン・サイエンスを提唱するバックミンスター・フラー博士は、エネルギーについてこう語ります。
1.人類の高い生活水準が、日々の太陽エネルギーからの多様な派生物で
完全に維持できることは明らかである。
2.この生活水準を達成・維持できる手段が、パイプと送電線そして料金メータを介した少数の人間による大多数の搾取から人間を解放する人工物であることは明らかである。
1980年代にこういう発想をしていた学者はおそらくあまりいないのではないかな。
バイオマス、自然エネルギーやエネルギーの独占と送電と発電の分離、スマートグリットなどは近年やっと議論され始めたばかりで、日本では福島原発の深刻な被害のもとでさえ、いまひとつ進まないというエコ後進国ぶりを世界にさらけ出しています。
フラー博士は、化石燃料依存についても70年頃から警告を発してきました。人間が生活を成り立たせるためには、自然の収奪や破壊によっては前進できないこと。
自然のもたらすエネルギーは、人間が豊かに暮らすに十分なものを与えてくれていること。
人間はこれらの恵みを包括的デザインによって生存条件としてゆけることを博士は示唆しました。
『資源の枯渇もエネルギーの不足も地球上には存在しない。
あるのは人間の無知だけである。』 バックミンスター・フラー