インド・ネパール 心ある旅 その5

平和セレモニー終幕
ベナレス
ガート
ストゥーパ・僧院跡

2009年2月24日

ブッダカヤーで過ごすことになれて来た四日目は、最後の日でした。名残惜しいものを感じながら平和セレモニーの最後の祈祷に参加して、大塔を参拝しました。法要を終えたチベット僧の人たちもほっと一息安堵の笑顔を浮かべていました。そして、大塔隣のメディテーション・パークでみんなで瞑想をしました。
昼前から、バスに乗り一路ベナレスへ・・・。アジア・ハイウェイで、なんと6時間の道のりなのです。さすがにインドは広い(^o^;) やっとの思いでベナレスに到着してホテルに投宿。
翌日朝5時にガンジスの夜明けの参拝に出ました。かねてから聞いていたインドの最もインド的な風景です。沐浴のガートにつくと一行で川舟に乗り、いくつかあるガートを川沿いに遊覧。
ゆっくりとガンジスが明けてゆきます。彼方にご来光がまるで夕日のように真紅に浮かび上がります。
岸では様々な人が沐浴を始めます。なんとも厳かで静かな祈りに満ちた沐浴風景です。確かにここには、インドの魂の原風景があるような気がしました。川沿いに上ってゆくとにぎやかなインド音楽をバックに子どもたちグループが、髭のヨガ行者さんの指揮で歌いはじめました。心地よいメロディーです。
今日はガンジスの女神様サラヴァスティーのお祭りの日だそうです。さらに進むと岸から高らか笑い声が聞こえてきます。最近話題の「笑いヨガの行者さん」でした。『ワッハッハー!!』と岸から笑いのパワーのせいか川舟一行もどっと笑いが伝染します。
女神様に歌と踊りを披露する子どもたち、笑いヨガの行者、沐浴する人々、川舟にぴったりマークするみやげ物売り・・そして川下では葬儀の火葬が行われている風景は、のびやかでありながら混沌としていて、インドらしいものなのでしょう。
朝の参拝のあと一休みして、午後は聖地サルナートへ。ここはお釈迦様が悟りを開いて初めての説法をしたところでお経では鹿野苑と呼ばれています。その名の通り遺跡の隣は鹿がいました。
お釈迦様は、ブッダガヤで悟りを開いてここまで歩いてきたということになりますね。サルナート国立博物館で遺跡の数々に見入りました。世界遺産の宝庫です。
よく知られた初転法輪釈迦像やアショーカ王の王柱などが所蔵されています。
そして博物館脇の遺跡発掘されたストゥーパと僧院跡は広大です。原始仏教がいかにインド全土で栄えていたかがよくわかります。中国から玄奘三蔵法師もここを訪れたそうです。
アショーカ王柱の台座部分がありましたが、強烈なパワーを放射していました。大塔の中と同種のエネルギーです。暮れなずむストゥーパの周りを廻って帰途に付きました。明日は、インドを去りネパール入りです。

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