基本に帰る、意識をチェンジする

2014年8月26日

はい、どっと・ちゅーんあっぷ(=^o^=)やまねこ実験室でございます。
バックミンスター・フラー博士は、人間の頭と心の役割について次のように語りました。
『本来、「自然が人間に求めたのは、全包囲とはいかないまでも、幅広い適応性だった。だからこそ、自然調整用のスイッチボートたる頭のほかに、心というものを人間を与えたのだ」
歴史的に見て人間の適応能力と発明とが人間を地球上に広く拡散させた。一歩進んで、生物界を見ても、ある時代に特化した存在が、次なる環境変化に適応できずに滅びることが分かっている。最近では、これが遺伝子の画一性につながっているものとして危惧されるものであるが、多様な遺伝子の可能性を持った出発時点での生命体ならば、環境への適応も容易である。
こうした視点で操縦されないといけない宇宙船地球号は、「統合的にデザインされた機械」であり、問題は「取扱説明書」が付いていないということだ。私たちは自分たちの最高の能力、つまり知性を使って操縦マニュアルを作っていくべきである。宇宙を分割していき、的確に把握して分析できる概念だけを浮き彫りにしていくべきであるとフラーは力説している。宇宙もエネルギーも有限であり、「宇宙は超巨大な永久運動のプロセス」である。』(『宇宙船地球号操作マニュアル』)
自然を調整するためのスイッチボードを「頭」と呼び、「心」はこの宇宙の中で完全なる成功を おさめられるよう宇宙によってデザインされている・・・とは至言です。 究極の楽天思想です。
フラー博士にならって、頭と心の活用を、そして意識のチェンジを進めゆきたいと思いました。
私たちが本質的に持っている能力を最近の科学は「創発性」とか「自己組織化」などと呼ぶこと があります。
※創発(そうはつ、英語:emergence)とは、部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることである。局所的な複数の相互作用が複雑に組織化することで、個別の要素の振る舞いからは予測できないようなシステムが構成される。
フラーの言葉を読み替えたコンセプトのような気がします。
ホリスティックという「意識のあり方」をエコロジーの基本と捉えたフラー博士は、わたしたちの 地球を「宇宙船地球号」と呼びました。 地球につながった思考方法こそがわたしたちがサスティナブルに暮らしてゆくことを可能にして くれると考えたのです。
1960年代からこのことを訴えたフラーはエコロジーの父とも言われています。
フラー・ドームハウスをエコロジカルなライフ・スタイルの器として活かしてゆくこと、 エコなコンセプト・モデルに調和させてゆくことは、ライフ・デザイン研究所の創発性にたどり 着くということなのかもしれません。

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