2014年8月24日
はい、どっと・ちゅーにんぐ(=^o^=)やまねこ電動人間でおます。
生物電気人間ともいえますでしょうか?先ごろ、厚生労働省は日本国内のギャンブル依存症人口 は536万人という推計を発表しました。これは由々しき数字です。多くはパチンコ、スロット が依存先です。
わたしはかつてパチスロ依存症でした。あの脳内麻薬エンドルフィンの作用のもと スロットにハマっていた時期があるのです。仕事・スロット・スロット・仕事の連続 の中で心臓発作に襲われ、臨死体験をしたためにスリーセブンで天国気分どころか本当の天国に 半ば行ってしまったのです。以来、依存症は消し飛びました。あれから十年。
「脳内物質のなかにエンドルフィン類があります。 これは、モルヒネと同じような働きをする物質で、「脳内麻薬様物質」とも呼ばれています。 もともと脳内にある物質で、麻薬に比べて分解も早く、人間に必要なものです。 例えは、走るのが好きで好きでたまらない人は、雨が降って走れない日などはうずうずして落ち着かなくなります。これはエンドルフィンの鎮痛効果がもたらす快感によって、走ることに「はまって」しまっているからなんです。長時間走り続けて体が痛みや疲労を感じだすと、脳内でエンドルフィン類の分泌が増し、痛みを和らげてくれるのです。そのおかげで走り続けることができます。そして、さらに「快感」や「恍惚感」を感じ、いわゆる「ランニングハイ」とよばれる陶酔状態に陥ります。この快感が、人を「また走りたい」という気持ちにされるのです。
パチンコの場合でもそうですが、実は3年ほど前に、パチンコをしている時の脳内物質の変化を調べて習慣化のメカニズムを解明する実験をしたんです。 その方法はパチンコ好きのボランティアを募って、安静時、パチンコ開始時、大当たり開始時、大当たり終了時、終了後の安静時、の5回に分けて血液を採取し、いつどの物質の分泌量が多いかを測定しました。血液からの脳内物質の放出量は、間接的な方法ではありますが、脳で放出されてから20秒以内には静脈中に現れますし、血液1ml中悪1ピコグラム(1/1兆g)の変化まで分かるので、脳内の変化を反映します。その結果、実は、大当たりすると「ほっとする」「安心する」といった「安堵」の快感をもたらすβ-エンドルフィンの分泌量が増加したんですが、その増加量がパチンコをよくする人ほど多かったんです。それし、心拍数も大当たり直前にピークを迎え、大当たり開始後に急速に低下したことも意外な結果でした。 大当たりすると、しばらくは興奮状態が続きそうですが違っていました。リーチがかかると大当たりを予期して興奮し、心拍数も上がります。そして、期待通り大当たりすれば、β-エンドルフィンの分泌量が増し。鎮静効果となって「良かった」と思い「ほっとする」わけです。パチンコをよくする人ほどβ-エンドルフィンの増加量が多いということは、パチンコに打ち込めば打ち込むほど、この「ほっとする」度合い、得られる快感が大きくなるというわけです。 つまり、パチンコにはまる人は、「ドキドキして楽しい快感」よりも「ほっとする快感」にはまってしまうのです。」 こんな実験結果なのだそうです。
依存症とはそもそも興奮効果を求めて始まった習慣が固定し 欠乏感にさいなまれ、やがては欠乏感が満たされてホッとするといった「安堵」の快感をもたらす β-エンドルフィンの作用に原因するということ。
これは煙草にも言えることです。 煙草を吸えない欠乏感が吸うごとに満たされて安心することがニコチン依存症なのです。 つまり、たばこが吸えない・パチンコできない欠乏感が満たされたとき安堵することが依存症 の脳内メカニズムということになる。ここまでこればニコチンの作用も『大当たり』の興奮も 副次的になり、主客転倒となる。
これがメカニズムならもともと「ホッと安堵」している人には 依存症には無関係ということになります。 脳内麻薬の正常かつ健康なあり方とは、報酬系のバランスにあるという説を説くお医者さんも います。脳内神経伝達物質のモノアミン系のバランスが大切と言います。モノアミンとは 興奮をつかさどるノル・アドレナリン、安心・リラックス・睡眠などをつかさどるセロトニン、 快感・満足などの報酬系をつかさどるドーパミンなどです。
健康的で良き身体生活はも精神的安定の基本です。脳内バランスは同時に報酬系バランス でもあるということでしょう。それが異常固定したりすると「依存症」という病気になります。 死んでまで続けるパチンコはありません。経験者は語るです。そして死んでまで煙草は吸えません。
パチンコ依存の皆さんにもアドバイス。現状のパチンコ業界は大規模な変動期を迎えており勝てない スペックとなっていると思います。ソフトレベルの大げさな演出が激しいのはそのため。 これも知っておいた方がやめやすいと思います。「ギャンブル依存症自助グループ」なども あります。お医者さんとやめる禁煙プログラムも内科で受診できます。
より良き脳内環境をチューンアップするためウォーキングと打ち込める趣味や健康法にシフトして 良く眠る方がいいですよ。