2013年3月2日
はい、どっと・こむばんは(=^o^=)やまねこ庵でおます。
今日は、エコロジストぽらんさんの生まれ故郷、内子町にWデザインさんと行ってきました。 このトリオは時おり、美術館巡りをしたり、レトロ・タウンめぐりをしたりします。
愛媛のレトロ・タウン内子町は、伝統建築物郡保存地区選定30周年になるのだそうです。 ぽらんさんのお誘いでの参加でした。 シンポジウムは、内子町長さんや各地の保存地区のコーディネイターさんや大学の先生方など そうそうたるパネリストです。京都の町屋保存に尽力されてきた東洋学者アレックス・カー さんも基調講演をされました。
伝統建築や古民家、商店などが陰影を帯びたまま朽ち果てて ゆく姿はそのまま日本の高度成長期と重なり、開発地域から取り残されたからこそ「古き良き 時代性」が生き残ったという側面と街並み保存に尽力してきた有志や行政のサポートについて 様々な観点からのお話がありました。
八女市の町並み保存の歩み、鞆の浦の歩み、石見銀山の歩み、そして内子町の歩みはそれぞれが 異なるシチュエーションの中で「保存と修復と観光」というせめぎあいの中で 「守ること 暮らすこと 活かすこと」を模索してきたのかな、と思いました。
アレックス・カーさんは、恐るべき日本通とでもいえる人で「ありきたりの風景の中にこそ 日本の美があるのです。そんな美を高度成長してゆく中でコンクリートで覆い隠すことに大きな 疑問を感じます。もっと日本の美意識にプライドを持ってほしいのです。」と語られました。
お昼休みは内子町の町並を見学しました。会場となった内子座や芳賀邸は何とも言えない陰影を 漂わせる古式な趣を感じさせてくれます。 愛媛のレトロな町並 内子町の魅力を堪能する一日でした。