2008年7月9日
はい、こんにちは。やまねこ(=^o^=)です。
言うまでもないことですが、わたしも「お人よし」のひとりです。つまり、人のペースに巻き込まれやすく、人に気遣いをしたり、心配事でストレスが溜まりやすいタイプということです。
こういうタイプの人がメンタルなストレスから自由になり、ゆったりした気分を満喫することは、果たして可能なのでしょうか?
「くよくよするな」のカールソンは、誰もが持っているメンタル・ヘルス(心の健康)を回復することで可能だと説いています。それは、ちょっとした工夫で、できることなのです。
ストレスは常にその人の考え方が反映するものですから、ひとつのことが誰にもストレスをもたらすわけではありません。わたしだけの「考え方のクセ」というものがあるようです。
カールソンは、まずこのクセに気づくことが第一歩だと言います。いらだったり、焦ったりという感情が沸き起こる時こそ、その人独自の考え方が現れて、否定的な気分になっているというのです。
そして、あれこれと分析的な思考をすることによって、さらに否定的な気分を増幅させてしまいます。
こんなことは、よく日々の出来事の中で起きていますね。これが、自分を知り、クセから自由になる良き素材を提供してくれるチャンスと考える、とカールソンは指摘します。
つまり、ストレス状態は自分が知らず知らずクセにとらわれて、心の健康からそれていることを示す指標であると同時に前向きな考え方に切り替える機会でもあると言う事なのでしょう。
また、「人は誰でも心の健康を備えている」という考えを持つことは、人間関係の上でも多くのストレスからわたしたちを守ってくれます。もし、わたしにも心の健康があるならば、他人もそうだということ。
わたしたち日本人は、勤勉なので労苦には耐える力はけっこう持っていますが、人間関係のストレスにはずいぶん弱いようです。人間関係のストレスには、過去へのとらわれが関わっています。
カールソンは、現在に集中するためには過去にとらわれない方法として「許す力」の大切さに注意を向けています。
1.過去をひきずらない大切さにきづくこと。
2.進んで過去をわすれようとすること。そのためには、考え方を変えられる柔軟な心が必要だ。
3.相手を許すことは、過去を忘れるひとつの方法であり、それによって過去の憤りもしだいにおさまってゆく。
『許すことは、人間関係を進展させてゆくうえで必要不可欠な態度である。それは、わたしたちがただの人間であり、非常にもろい存在であるからだ。他人を新鮮な眼で見るために、わたしたちは常に自分のフロント・ガラスを磨きつづけなくてはならない。』 「あくせくするな ゆっくり生きよう」
このように考え方を切り替えられたら「誰かのせいでうまくいかない」といった否定的な気分や犯人探しから解放され、人を新鮮な眼で見る眼ができるでしょう。
そして、現在に集中して、『わたしのテーマで生きる』ことができるのです。
やまねこ(=^o^=)でした。