みんなのシェアハウス

愛媛県伊予郡砥部町・N邸

みんなのシェアハウス

砥部町のK邸と並んで建つこのドームハウスは、ともに助け合いながら、ロハスなシニア・ライフを楽しむことが出来る自立支援型の シェア・ハウスです。共同生活の中核をなすホール部分に求心性のあるドーム空間をあて、食事やテレビ、談話など皆がここに集まってきて楽しみます。 ドームハウスは球体部分から様々な方法で部屋を追加する事も可能で、ここでは両腕を出す形で八畳間を2室張り出しています。 球体の空間にプラスαの空間を加える事も可能で目的と用途に応じて様々なドームハウスが可能です。

s邸ドームハウスs邸ドームハウス内装n邸図面

街の共同作業所

愛媛県松山市・NPO法人ピア

NPO法人ピア_ドームハウスNPO法人ピア_ドームハウス内装

松山市内に建つ直径8mのドームに直方体の建物を結合したこの建物は、就労継続支援B型として運営されるNPO法人ピアさんの 共同作業所ルーテル作業センター・ムゲンです。主たる活動は、古布を原材料とした裂き織と言われる手芸品で、このドーム空間では、 集まって食事をしたり、内職仕事をしたり、裂き織の商品を販売したりします。外部からもアクセスしやすいようにスロープを設け、バリアフリーとし、 中も出来るだけ見通せるように工夫しています。
1階は奥にキッチンやトイレ、収納空間を設け、2階も直接目が届かないように軽く仕切った空間を設け、そこからドームを通って外のベランダに アクセス出来る様にしてあります。ドーム空間はまるで自分の家のリビングのようにくつろげる空間を演出します。
このドームハウスは愛媛県内で初めて、金物を使用しない木造ジオデシック構法で構造解析し、確認申請を取った建物です。 ドーム構造は柱と梁という概念がなく、三次元的に組み合わさった三角パネルで球体を構成するという独自の強固なフレーム構造をしています。 球体全体で外力を分散するために1箇所に大きな力がかかることなく、非常に理に適った構造体をしています。

NPO法人ドームハウス内装NPO法人ドームハウス内装

piaドームハウス図面

猫と住む家

山口県岩国市・S邸

S邸ドームハウスS邸ドームハウス内装

岩国市内の田園風景が広がる自然豊かな場所に建つこのドーム・ハウスは猫と共存できる様に考えた回遊性ある建物です。 猫も人もドームを全体で感じて楽しめるように、キャットウォークや猫扉、猫タワーを設けたり、ハンモックを広げて化粧で現れたフレームの 幾何学模様を堪能できるように工夫してあります。木の美しさが球となって包み込む独特の空間に特徴があります。

S邸ドームハウス内装S邸ドームハウス内装 S邸ドームハウス図面

地元と連携

この建物は初めて、山口県という県外で地元の工務店と協力して建てたドーム・ハウスです。ドーム・ハウスの骨格ともいえる三角フレームは 愛媛県で作り、それを建築現場に送り、地元の職人さんと連携して一つの完成形を目指しました。 ドーム・ハウスは2種類の三角パネルで構成されるので、比較的わかりやすく、初めて組み立てる人でも構造を理解すれば一日で全体の骨組みを完成させることが可能です。
「連携先:岩国伝統建築協同組合」

車椅子で生活する家

高知県南国市・k邸

k邸ドームハウスk邸ドームハウス内装

高知県南国市、国道から少し入った静かな田園地帯に、Kさんのドームハウスはあります。 「車椅子で生活する」ドームハウスです。K邸は玄関を入るとオープンキッチンのリビングがあり、右周りにまわると、 トイレ→浴室→寝室→リビングとなっています。柱や扉、敷居がなくバリアフリーなので、車椅子で自由自在に動けます。 2階の部屋は必要ないので、天球面が閉じられず、すべてオープンです。 トイレ・浴室・キッチンは天井をつけているので、その上はロフトになっています。 キッチンの流し台・調理台や洗面台は大工さんの手作りで、車いすに合った高さになっております。 大工さんがドームを建てた残りの木材を利用して現場で造作しました。その他、カタログで選ぶ規格品にはない生活に必要なものを工夫して作りました。

k邸ドームハウス内装k邸ドームハウス内装 k邸ドームハウス図面

ミニ音楽ホール

広島県江田島市・龍和ドーム

龍和ドームハウス龍和ドームハウス内装

瀬戸内海の島、江田島の静かな住宅街にミニ音楽ホール「龍和ドーム」はあります。 「身近に音楽を楽しめる場所を創りたい」という思いから「龍和ドーム」は生まれました。 ドームハウスは理想的な音空間で、自然な音の響きを楽しむことができます。 直径9.3mドームは1Fと2Fを合わせて約50名のお客様を収容でき、ミニコンサートに最適です。階段の踊り場をステージとして利用できるよう工夫しています。
また、壁には子供達が遊べるようボルタリングボードを設置し、大人から子供まで集えるコミュニティスペースとなっています。 普段は音楽教室やセカンドハウスとして使用され、自由な解放空間を多目的に活用されています。

龍和ドームハウス内装龍和ドームハウス内装

龍和ドームプラン図

地元と連携

「連携先:株式会社サンライフ小西」

サスティナブルなセーフティハウス
(CLT木材使用)

愛媛県伊予郡砥部町・O邸

O邸CLT木材

 

砥部町に並ぶ4棟目のドームハウスはCLT木材(厚さ9cm)を使用しています。従来のフレーム工法はフレームでドームの骨格を作り、パネルをはめ込んでいくという、線から面へ、それから球体へと仕上げていきましたが、CLT木材を使用した今回の工法は面から球体を作りだします。
壁面は木の表面をそのまま見せて用い、木目や木の肌触りを感じる心地のいい空間になりました。 断熱性も抜群で、夏の日差しの中でも風が通ると木陰にいるように涼しいです。
地震や風に強いジオデシック構造にプラスして構造躯体としてCLT木材を使用しているのでより強固なセーフティハウスになりました。

O邸内装O邸内装2

O邸プラン図

CLT木材とは

CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。厚みのある大きな板であり、建築の構造材の他、土木用材、家具などにも使用されています。
CLTは1995年頃からオーストリアを中心として発展し、現在では、イギリスやスイス、イタリアなどヨーロッパ各国でも様々な建築物に利用されています。また、カナダやアメリカ、オーストラリアでもCLTを使った高層建築が建てられるなど、CLTの利用は近年になり各国で急速な伸びを見せています。特に、木材特有の断熱性と壁式構造の特性をいかして戸建て住宅の他、中層建築物の共同住宅、高齢者福祉施設の居住部分、ホテルの客室などに用いられています。
日本では2013年12月に製造規格となるJAS(日本農林規格)が制定され、2016年4月にCLT関連の建築基準法告示が公布・施行されました。これらにより、CLTの一般利用がスタートしています。
CLT木材は構造躯体として建物を支えると共に、断熱性や遮炎性、遮熱性、遮音性などの複合的な効果も期待できます。また、木材は持続可能な循環型資源であり、森林資源を有効活用した省CO2型の建物を建てられます。 

一般社団法人 日本CLT協会より抜粋

 

Small Dome House

愛媛県今治市・K邸

small dome house small dome house 内装

今治市の個人宅の庭先に建つこのドームは直径4.5mの小さなドームハウスです。このスモールドームはフレームの全てを化粧として魅せる 工夫がしてあります。現在は、子供部屋として、将来的には趣味の部屋として使う予定だそうです。部屋内を区切ることなく、フルにドームが持つ 幾何学模様を楽しむ事が出来ます。コンパクトでありながらもドームが持つ特有の開放感と落ち着きがあり、離れとしても多様な用途が考えられます。セルフビルドで建てる小屋としても三角のフレームがあまり大きくならず、ドームを手軽に楽しめるサイズです。

miniドームハウス図面

ドームハウス組み立て2010年12月-You Tube-

Small Dome Houseの組立工事の模様をYou TubeにUPしております。